がん検診の最前線!ステージ0の超早期発見も可能に~スッキリ!

先日の『スッキリ!』では、週間からだニュースのコーナーで「がん最新検診研究」をテーマに特集をやっていました。
がんは「早期発見」、「早期治療」が大変重要な病気ですが、日本のがん検診技術は世界でも注目されるほど先端を行っているのだとか。血液1滴で3分後にがんがわかったり、唾液でがんを見つけられるというから驚きです!その最新研究をリポートしていました。

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スッキリ!より

 

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がん検診受診率の低さ

長寿国・日本ですが、がんによる死亡率が特に高い国なのだそうです。2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死亡していて、日本人の死因の1位なのです。

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スッキリ!より

昭和大学江東豊洲病院の伊藤寛晃准教授は、がんは早期発見できれば小さな治療で済み、根治できる確率が上がるので、がん検診が一番有効だと語ります。ただ、がん検診の受診率は2~3割と、低い水準にとどまっているそうです。
乳がんの検診率を例にとると、他の国と比べてもだんとつに低いことがわかります。

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スッキリ!より

受診しない人が多い理由は、忙しさや費用の問題、そして結果が怖いと感じている人が多いことなどなのだそうです。検査を受けるときの事前の食事制限もネックだと思われています。
がん大国なのに、検診のハードルの高さのせいで、がんにきちんと向き合っているとは言えない状態です。

 

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血液1滴でがんがわかる

上重アナがやってきたのは、神戸。医療産業都市と呼ばれる医療特区があり、最先端医療技術の拠点となっているのだそうです。その医療特区の一角にある有限会社マイテックという小さなベンチャー企業。血液を1滴垂らすと、3分後にがんかどうかわかる、特定の分子や化合物に反応するバイオチップを開発しました。特殊な試薬を塗った銅合金がその秘密なのだそうです。

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スッキリ!より

がんが検出されるしくみですが、がん細胞が免疫細胞から攻撃を受けると、著しい量のヌクレオソームという物質が血液中に流れ出すのだとか。血液を銅合金に垂らして付着させ、それを紫外線を放出する特殊な顕微鏡で観察すると、ヌクレオソームが多ければ発光する=がんであることがわかるのだそうです。

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スッキリ!より

発光が多いか少ないかで、がんの進行度合いまでわかるというのです!画像検査や内視鏡検査ではわからないほどの小さながんでも発見可能だという画期的な技術です。
さらに、光り方や形などでがんの場所を特定する研究も進んでおり、現段階で大腸がん、胃がん、すい臓がんがわかるのだそうです。
マイテックの長谷川克之氏は、簡単に誰でもがん検診を受けられるようになってほしい、大型の検査装置がない離島や山間部の方でも検診が受けられるようになれば、と語っていました。現在は臨床実験の段階で、1年後の実用化をめざしているそうです。

 

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唾液でがんを発見

山形県鶴岡市の慶應義塾大学先端生命科学研究所で研究されているのは、唾液でがんを発見する方法です。唾液中のアミノ酸のような小さな分子で、がん患者にだけ出てくる特殊な物質を利用して診断するしくみなのだそう。
唾液の成分を500以上に分類し、全ての成分濃度を計測して解析した結果、がん患者と健康な人には、成分の濃度に違いがあるというのです。その結果、現在、口腔がん、乳がん、すい臓がんについて診断できるとのこと。慶應義塾大学先端生命科学研究所の杉本昌弘特任准教授は、今はまだデータが少ないのでデータを増やし、2年未満で実用化したいとのことです。

このほかにも、九州大学では、線虫を使って尿1滴で高い精度でがんを発見する方法の研究が進めてられているのだとか。結果がわかるまでの所要時間は1時間半程度で、こちらは実用化に10年ほどかかりそうだとのことです。

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スッキリ!より

 

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まとめ

画像検査や内視鏡検査は、正直なところ気が進むものではないですよね。血液や唾液でがんが発見できるようになれば、がん検診のハードルが下がり、受診する人が増えていくものと思われます。コスト面の負担軽減にも期待が持てそうですね!
番組内で紹介されていた企業や研究所について、さらに調べてみました。
まず血液を使った検査のマイテック。ウェブサイトはこちらです。

http://jpn-mytech.co.jp/

番組内で紹介されていたバイオチップは、新規物質「過酸化銀メソ結晶」を用いた「プロテオⓇ」という製品で、ステージ0という超早期のがんをも検出し、さらにはがん種の識別から進行度までを判定できるとのこと。一刻も早い実用化が待たれます。

唾液による検査のほうですが、慶應義塾大学先端生命科学研究所の杉本准教授が書いた、唾液のメタボローム解析によりがんを高精度で発見する方法に関する論文は、最も引用回数の多かった論文に贈られる「国際メタボローム学会最優秀論文賞」を2013年に受賞しています。論文が引用される=注目されている価値ある研究であるということで、世界的にも期待が高い研究であることがわかりました。(http://www.iab.keio.ac.jp/jp/content/view/539/151/
画期的な取り組みをされている研究者の方に敬意を表するとともに、研究が一層進み、誰もが手軽にがん検診を受けられる環境整備が早く進んで欲しいと思わせる特集でした。


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