『ジョブチューン』でジェネリック医薬品について薬剤師が解説していましたのでご紹介します。
ジェネリック医薬品とは
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品(新薬)の独占的販売期間(特許期間及び有効性・安全性を検証する再審査期間)が終了した後に発売される、先発医薬品と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が原則同一であり、先発医薬品に比べて低価格な医薬品です。
上記のように、ジェネリック医薬品は特許の切れた既製の医薬品と同じ成分であり、効果も同じだというのが一般的な認識ではないでしょうか?しかし、医薬研究所の所長も務めるキャリア39年の堀美智子薬剤師は、「既製の医薬品と同じではない」と訴えます。『成分が全く同じでありながら値段が安いもの』と思っている人が多いが、「薬の主成分」は同じでも製造方法や添加物は全く異なるのだとか。
成分が違うとなると、効果が気になるところですが、主成分は同じなので得られる効果も同じなのだそうです。ただし、添加物や製造法に違いがあるので、体質に合わなかったり、効果が薄れたり、副作用に影響が出ることが考えられるのだそうです。たとえば添加物によってはアレルギーがある人もいるかもしれず、既製品は大丈夫だったのにジェネリックにした途端にアレルギー症状が出たというケースも有り得るわけです。なの、既製のものからジェネリックに切り替える人は、お試し期間を設けるのが理想だと、堀薬剤師は解説していました。
添加物や製造法の違いで影響が出るということは、逆に言えば「ジェネリックのほうが自分には合う」という人もいることになりそうですね。
ジェネリックのメリットは、何より値段が安いこと。また、後発の会社が味をアレンジして飲みやすくするといった工夫をしていることもあるとか。
ジョブチューンより
出演者の土田晃之さんから、
『子どもが熱を出していて、大人用の薬しかない場合、薬を半分に割って子どもに与えてもよいか?』
という質問が出ました。堀薬剤師は、重篤な症状になる例もあるので、解熱剤に関しては絶対に勝手に判断してはいけないと回答。24時間電話対応している薬局もあるので、相談してほしいとのことでした。
さらに堀薬剤師は、「お薬手帳」に対しても熱い思いがあるようで、是非利用してほしいと訴えていました。お薬手帳には、飲んでいる薬の種類や用法・用量が書いてあるので、新たに処方された薬との飲み合わせをチェックできる大切なもの。今はスマホに読み込める「電子お薬手帳」もあるので、ぜひ利用してほしいとのことでした。
スマホアプリの「電子お薬手帳」には何種類もあると紹介されていたので、調べてみました。すると、10社以上から出されており、代表的なものとして次のものがあるようです。(http://www.pharmacist-magazine.com/column/2014/201409-2.html)
ファルモ https://pharumo.com/
アインお薬手帳(NTTドコモ) http://www.ainj.co.jp/pharmacy/record.html
電子お薬手帳サービス「ヘルスケア手帳」(パナソニック) http://news.panasonic.com/jp/topics/2014/38572.html
日本保険薬局協会NPhA「電子お薬手帳」 http://www.nippon-pa.org/e-phr/
お薬手帳アプリ(ヤフー) http://medical.yahoo.co.jp/apps/handbook/
お薬手帳アプリ「おくすりPASS」 http://www.aisei.co.jp/user/efforts/pass/tabid/282/Default.aspx
比べてみて、自分に合ったものを使って薬と健康管理に役立ててみられてはどうでしょうか。