24日分のエボラ関連ニュースなどを中心にまとめています。
一番多く報道されたのはやはりニューヨーク市の医師がエボラウイルス検査で陽性反応が出たという話ですね。
この方はギニアでエボラ出血熱の治療に当たっていた国境なき医師団の医師ということで、つまりは専門家です。にもかかわらず、体の不調を感じつつ地下鉄に乗ったりジョギングしたりと普段と同じ生活をしていたために批判の対象にもなっているようです。
この方が直接接触したのは4人。そのうち婚約者だけが現在隔離されています。他の3人は隔離されることなく経過観察中ということでした。隔離するかどうかの線引きは報道を見る限りは“発症状態での接触があったかどうか”ということみたいですが、『発症前であっても全身が気だるいなどの症状があった場合はまずいんじゃないの?』っていう疑問が残るところです。だるいというのは発症ではないんでしょうか?
また、今後日本でエボラ熱が発生した場合、日本の企業が開発した抗インフルエンザ薬であるアビガン錠をエボラ患者に使用しても良いと厚労省が決定したそうです。本来ならば数多くの手続きを経なければ承認されないはずですが、今回、緊急措置的な感じで決定を下したようにも見え、『国はそこまで焦っているのか?』と余計な勘繰りを入れたくもなります。万一に備えた一応の準備であるとよいのですが。
報道ステーション
NY市でクレイグスペンサー医師がエボラ熱陽性反応・隔離治療
・婚約者も同じ病院で隔離中
・友人二人は自宅で経過観察中
・NY州知事の会見
『医師は知識があるので慎重だった』
『エボラは空気感染はしない』
『感染するのは重い症状が出始めてから』
・スペンサー医師の足取り
医療従事者の感染は世界で400人超
⇒感染443人、死亡244人
・ギニアでの治療体制
⇒仮設医療施設で100人のスタッフが2交代制で治療
・厳重な防護服と入念な消毒
・一度使った防護服は焼却処分
・知識ある専門家が厳重な注意を払っても感染を完全に防ぐことは難しい
シエラレオネで活動した日本人看護師の話
『患者の体液に触れることがとても多い』
⇒採血、点滴、体を拭く、排泄物や汚物入れの処理、嘔吐など
・過酷すぎる現場なので1か月程度で交代
各国の水際対策
・イギリス
・ユーロスターの乗客に対して体温測定や問診を開始
・イタリア
・アフリカからの難民に対し医師が問診
・日本
・モニター越しに体温チェック
・全入国者に対し流行国での滞在歴を一人ずつ確認
・アメリカ
・感染国から入国できる空港を限定
専門家の意見
『西アフリカでの流行を止めることが最重要』
『現地では入院できない患者がたくさんいる』
⇒2000以上の病床が不足
『多くの欧米諸国が対岸の火事ととらえている』
⇒支援が不足
エボラ出血熱の状況
・感染者9936人、死者4877人
厚労省が国内でエボラ出血熱が発生した場合にアビガン錠の使用を認める決定
⇒患者が副作用や有効性について認めることが条件
スーパーJチャンネル
NYで男性医師がエボラ出血熱で陽性反応、現在隔離中
⇒ニューヨーク初
⇒男性医師が直接接触したのは4人
⇒前日に地下鉄やボーリング場などに出入り
⇒大勢の人がいる場所にいたことで懸念広がる
スーパーニュース
国境なし医師団の医師(クレイグスペンサー医師)がエボラ熱陽性反応
⇒ギニアで活動
⇒地下鉄に乗車
⇒感染確認されればアメリカ国内で4人目
news every.
国境なし医師団のクレイグスペンサー医師がエボラ熱陽性反応
⇒ニューヨーク市長が会見し発表
『ダラスの件とは違う』
『これ以上ないくらいに準備できている』
『エボラ熱は感染しにくい。怖がる必要なし。』
⇒スペンサー医師の足取りについて
今月14日にギニア出発し17日NYの空港に到着
⇒自宅はNYマンハッタンのハーレム
⇒帰国後に遊歩道やボーリング場を訪れる
⇒移動は地下鉄を利用
⇒23日午前に発熱
⇒現在はマンハッタンの病院で隔離治療中
⇒自宅から病院へは防護服着用して移動
⇒自宅の消毒も実施
⇒直接接触のあった友人や交際相手を観察中
NEWS アンサー
NYで陽性反応を示した患者(医師)発生
⇒医師はクレイグスペンサー医師
⇒NY市長が会見
『患者と接触した人物を調査し必要に応じて隔離する』
⇒接触していた友人や婚約者を隔離
⇒発熱などの症状が出てなければウイルス感染は起きない
⇒感染した人は少ないとみられる
⇒NY市民の声
『誰が感染しているかわからない。不安。』
⇒NY市には年間5000万人の観光客が来訪
日本からも国境なき医師団として3人の医師が流行国で活動、帰国している
⇒国境なき医師団の話
『21日間の潜伏期間中に発症しなければ感染する可能性はない』
『特に行動制限はしていない。(する必要がない)』
『体調が整っているかは毎日チェックし厚労省の指示に従うようにしている』
厚生労働省も水際対策を打ち出す
・全国30の空港での入国者に対し流行国での滞在の有無を確認
⇒対象国はギニア・リベリア・シエラレオネ・コンゴ
⇒21日以内に滞在していた場合は検疫所に報告
スーパーニュース
NY医師 エボラ熱陽性
・33歳のクレイグスペンサー医師
⇒先月から国境なき医師団の一員としてギニアで活動
⇒今月17日に帰国し23日に発熱症状が出る
⇒パトカー先導の救急車で病院に救急搬送される
⇒搬送2日前から体にだるさを感じる
・搬送前夜、自宅から10km離れたボーリング場へ
⇒2つの地下鉄を乗り継ぐ
⇒配車サービスを利用して帰宅
⇒症状が出る直前に公共の場で過ごしていた
NY市長の会見
『患者と同じ地下鉄に乗る、近くに住んでいる、それだけでは危険はない。』
『外出時は発熱や嘔吐などの症状はなかったので周囲が感染するリスク低い。』
『受け入れ病院でも二次感染への備えは十分できている。』
『何か月も備えてきたので恐れる必要はない。』
⇒帰国後にスペンサー医師が接触した人は4人
⇒3人はすでに隔離済み
⇒1人は運転手で『感染の可能性低い』
⇒自分でハイリスクであることを認識しているはずなのに公共機関を利用
⇒当局は『症状が出てない時なので感染が広がる危険性は低い』とアナウンス
⇒現地メディア『ジョギングをしたりレストランやクラブに行った可能性もある』
⇒発熱前に『だるかった』と本人は発言
⇒『だるさ』は症状でないと言えるのか、難しい問題
【医師が入院しているベルビュー病院】
・グローバルな人の流れは止められない
・米国内ではアフリカへの渡航禁止を主張する意見も出てきている
スーパーJチャンネル
NY市で国境なき医師団のクレイグスペンサー医師がエボラ検査陽性反応
・NY市の会見
『異常を感じる前に外出している』
『現在も情報収集している』
・NY市長の会見
『患者の体液に接していないNY市民には全く危険はない』
・経緯
・17日に帰国
・20日までは自宅周辺をジョギング
・21日に疲れや不快感を感じ始める
・22日にブルックリンでボウリングをしていた(地下鉄移動)
⇒ボウリング場は閉鎖
・23日に39.4℃の高熱などのエボラ出血熱の症状が出る
⇒病院で隔離される
⇒医師と接触した3人は経過観察中
・NYと成田空港の直行便は往復で一日10便以上
⇒日本からは年間33万7千人の観光客がNY市へ行っている
日本では水際対策強化
・過去21日以内に発生国に滞在した人は検疫所への報告が必要
⇒入国者全員を全国の国際空港でチェック
⇒これまでは西アフリカへの渡航者に対する自己申告のみ
⇒流行国への渡航歴あれば入国前に検疫所へ
・今の世界はすべての道はNYに通ずと言っても過言ではない
潜伏期間が長い
いつから感染力が出てくるのか
情報まるごと/NHK
NY市で医師にエボラ出血熱陽性反応
・NY市長の会見
・医師の足取り
・感染が確定すれば西アフリカで感染し米国で発症する2例目
西アフリカのマリで初の感染者
・祖母と共にギニア訪問から帰国した2歳の女の子
日本でも全入国者を対象に滞在歴確認
・流行4か国に3週間以内に滞在していないか
・入国審査の際にも再度滞在歴を確認
塩崎大臣が日本医師会横倉会長と会談
・患者が発生した際の速やかな対応を要請
・横倉会長
『医療機関の防護装備の普及が必要』
情報ライブ ミヤネ屋
NYで医師がエボラ陽性反応
・医師に関する情報
・帰国後の足取り
・NY市長の会見