頻尿・尿漏れを改善する!~健康カプセル!ゲンキの時間より

皆さん、若い頃と比べておしっこの悩みをお抱えではありませんか?年をとるにつれて増えてくる尿トラブル、実は約1000万人もの中高年が尿トラブルに悩んでいるとされています。

TBSの『健康カプセル!ゲンキの時間』で尿トラブルをテーマとして扱っていましたのでまとめておきます。多くの人が頭を悩ます頻尿や尿漏れの原因、解消法が特集されていました。

 

 

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頻尿の原因は前立腺肥大症?

今回の放送では、実際に尿トラブルに悩んでいる50代から60代の男女3名が集められていました。

まずは64歳の男性Aさん、悩んでいるのは頻尿です。毎晩2回、1日に15回はトイレに行かないといけないそうです。日本大学医学部付属病院泌尿器科の髙橋医師によると、

1日8回以上トイレに行く

ということが、頻尿にあたるそうです。

このAさんの頻尿の原因を調べるために、尿流量測定装置と呼ばれる尿の勢いや時間を測定できる機器を使います。この尿流量測定装置とは、例えばTOTOのホームページでは以下のように説明されています。

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TOTOホームページ『尿流量測定装置 フロースカイ』より

そして、正常であれば、尿の勢い(排尿最大速度)は15cc毎秒以上、排尿時間は40秒以内であると言われています。

しかし、頻尿に悩むAさんの尿の勢いを見てみると、

排尿最大速度は6.7cc毎秒
排尿時間は110秒

と、どちらも正常の基準を下回る結果となりました。Aさんの尿の勢いと時間の関係を見てみると、小さな山が途切れ途切れになっています。これは、お腹に力を入れていきんだときだけ尿が出て、休むと出ないことが原因であることがわかります。

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『健康カプセル!ゲンキの時間』より

これは典型的な前立腺肥大症の排尿パターンであると髙橋医師は言います。

 

 

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前立腺肥大症とは

前立腺は膀胱下にある男性特有の臓器であり、精液の一部を作る働きがあります。この前立腺が大きくなってしまうのが前立腺肥大症であり、男性の尿トラブルのほとんどはこれが原因であるとされています。

実際に、Aさんの前立腺をエコー検査で見てみると、やはり前立腺が少し大きい様子です。正常な前立腺と比較すると、正常な前立腺がクルミ大なのに対し、Aさんの前立腺はゴルフボールくらいにまで大きくなっています。

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『健康カプセル!ゲンキの時間』より

前立腺が肥大すると、すぐ近くにある膀胱を圧迫、刺激するために頻尿の症状をきたしてしまうそうです。

この前立腺肥大症の治療法には薬や手術もありますが、それほど困ってなければ、生活習慣を変えることから始めると良いそうです。Aさんの場合も、夜2回程度の頻尿であるため、比較的簡単に治せる可能性があると髙橋医師は言います。

生活習慣の改善で夜間頻尿が改善

髙橋医師はAさんにあるアドバイスをしました。

Aさんはこのアドバイスに従って、3日間生活習慣を変えてみました。すると、これまで最低2回はあった夜間の排尿回数が、アドバイスを実践して1日目・2日目で1回に減少、3日目では一度も夜間排尿のために起きることがなくなりました。

Aさんが実践したのは、アルコールとカフェイン断ちです。といっても、ビールやコーヒーを全く飲まない、というわけではありません。利尿作用が強いアルコールやカフェインを就寝する3時間前から断つことが夜間頻尿の改善に効果的だったのです。

頻尿の原因も前立腺肥大症・・・

続いて、53歳の男性、Bさんのお悩みは尿漏れです。
おしっこをした後、数滴、尿が漏れてしまうそうです。これも前立腺肥大症による症状が疑われます。実際に、エコー検査をしてみると、Bさんの前立腺もゴルフボール大になっていました。

肥大した前立腺が膀胱だけでなく、尿道をも圧迫することで、尿の勢いがなくなり尿漏れの原因となっていたのです。尿の勢いが悪くなることで、尿道に溜まった尿が、排尿後に漏れ出てしまうのです。

このような尿漏れの改善には尿道括約筋の筋トレが有効だそうです。尿道括約筋とは排尿をコントロールしている筋肉であり、尿を押し出して勢いをつける役割も持っています。

この尿道括約筋の鍛え方については、後ほどご説明します。

 

 

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女性の場合は過活動膀胱?

唯一の女性、62歳のCさんの悩みも頻尿。あまりにもトイレに行く回数が多いのだそうです。夜に布団に入ってから朝までに3〜4回、昼間にも我慢するのがつらい強い尿意があるそうです。

こういった強い我慢しがたい強い尿意がある頻尿や尿漏れの原因は過活動膀胱であることが多いとのことです。過活動膀胱は女性の尿トラブルで1番多い症状の1つです。CMでも有名です。

個人差はありますが、一般に膀胱の容量は400cc程度であるとされています。そして、膀胱がいっぱいになると、脳へと指令が送られ、「トイレに行きたい」という尿意を感じるのです。しかし、過活動膀胱になると、膀胱内にそれほど尿が溜まっていなくても膀胱が過剰に反応することで強い尿意に襲われます。

過活動膀胱の対処法の1つはまず、我慢することです。これは、強い尿意をグッとこらえる歴とした治療法です。尿意を感じたらあせらず、落ち着いて5分ほど我慢をします。この我慢の時間を少しずつ延ばしていき、理想は30分程度我慢できるようになることです。しかし、万が一を考え、この我慢する練習は自宅で行いましょう。

おしっこを我慢すると膀胱炎になる、という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、過活動膀胱に関しては我慢をしても大丈夫だと髙橋医師は言います。

実際にCさんが強い尿意を感じたときの、膀胱内をエコー画像で検査していました。すると、本来強い尿意を感じるのは400cc程度であるのに対し、Cさんの膀胱内には150ccの尿しかありませんでした。つまり、まだまだ膀胱内には我慢する余裕があるのです。

過活動膀胱の主な原因は膀胱と脳を結ぶ神経のトラブルです。これにより、膀胱が収縮してしまい、尿の量に関係なく尿意を感じているのです。そこで尿道を締めて尿を我慢してあげることで、膀胱を反射的にゆるめます。こうして、膀胱のリラックスを促していくことで、少しずつ正常の状態で尿を溜めることができるようにリハビリをしていくのです。

尿道括約筋と骨盤底筋の筋トレ方法とは

そしてもう1つ、過活動膀胱に効果的なのが骨盤底筋の筋トレです。骨盤底筋は骨盤の底にあり、尿道や膣、肛門を締める働きがあります。この筋肉が衰えることで、尿をコントロールできなくなり、尿トラブルを起こしやすくなってしまいます。

この女性の骨盤底筋の鍛え方と男性の尿道括約筋の鍛え方は実は同じなのだそうです。

それが“肛門締めトレーニング”です。これは、おならをこらえる時の要領で肛門をぎゅーっと締めます。3秒間締めて、2秒間緩める、この5秒を1回として締める・緩めるを繰り返します。これを何回にわけても良いので、1日合計5分間行います。

このトレーニングは周りに気づかれずにできるため、仕事中や家事の合間などに効率よく行うことができるのです。

 

 

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気づいたときにはもう遅い?前立腺がん

そして、もう1つ尿トラブルの原因となる可能性がある疾患が前立腺がんです。

前立腺に悪性の腫瘍ができる前立腺がんは、前立腺肥大症と同じく膀胱や尿道を圧迫することによって尿トラブルを引き起こします。10年後にはがんの中でも患者数が1位になるとの予想もされています。

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『健康カプセル!ゲンキの時間』より

前立腺がんの主な原因は食生活の欧米化にあると考えられており、60代くらいから患者さんが増えだします。比較的高齢の男性がなるがんですが、進行はあまり速くなく、直接の死因となることは少ないようです。

しかし、前立腺がんの怖いとこは骨盤や背骨などの骨に転移しやすいことにあります。そして、がんは骨を通じて全身に広がってしまうことになります。

また、前立腺がんは症状が出にくいという危険な特徴があります。そのため、尿トラブルが現れて始めて病院を受診したときには、すでに進行していることや、転移していることも少なくありません。

前立腺がんの早期発見、早期治療のためにも、男性は50歳になったら一度はPSAという検査を受けてほしいと髙橋医師は言います。これは、前立腺で作られるたんぱく質を調べる血液検査であり、早期のがんであってもかなりの確立で見つけることができます。

まとめ

尿トラブルの対処法は

・就寝3時間前からのアルコール、カフェイン断ち
・我慢
・尿道括約筋、骨盤底筋の筋トレ

がポイントです。

そして、おかしいと感じる前に、早めのPSA検査を行い、前立腺がんの早期発見、早期治療へとつなげましょう。


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