食べ合わせと冷え性・抜け毛・肩こり・肥満~L4YOU!より

科学の進展によってこれまでの常識がひっくり返る、というのはよくあること。
近年、「食べ合わせ」についてもそういった例が出てきているようです。
私たちが普段何気なく一緒に食べているものが、科学的・栄養学的観点からするとよくない組み合わせで、最悪の場合発がん性物質を生成することになってしまうかもしれないというのです。
そこで今回は、食べ合わせに関する最新情報や、身体の悩み別の食べ合わせが『L4YOU!』にて紹介されていましたので、まとめておきます。

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科学が常識をひっくり返す

番組に登場した白澤抗加齢医学研究所所長の白澤卓二氏(医学博士)は「お腹を壊す」と言われている「うなぎと梅干し」の食べ合わせが、実は疲労回復に最適だと指摘していました。
食べ合わせの言い伝えには「陰陽五行説という中国の占いの考え方によるものが多く、科学的根拠に乏しい」のだそうです。

また、これとは逆に「よくある食べ合わせだけど実はあまりよくない食べ合わせ」というパターンも、たくさん発見されています。

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避けたほうがよい食べ合わせ

・ワカメとネギ
こちらは味噌汁の定番と言ってもいい組み合わせ。しかし、栄養的には損をしてしまうそうです。
ワカメとネギのヌルヌルとした成分が結合すると、舌の表面を粘性物質が覆ってしまい、味覚を鈍くするおそれがあります。そのせいで味付けは濃くなりがちで、塩分過多になる可能性が高まってしまいます。
また、ネギに含まれる「硫化アリル」という成分はワカメのカルシウムの吸収を阻害してしまうのだそうです。

ネギではなく「豆腐とワカメ」の組み合わせにすれば、美肌やアンチエイジングの効果が期待できるそうなので、そちらにした方がよいかもしれませんね。

・大根と人参のサラダ
こちらもありがちな組み合わせですが、人参に含まれる酵素が大根のビタミンCを破壊してしまうおそれがあるそうです。
ただ、酵素には酢や熱に弱い特性があるので、紅白なますや煮物のように調理をすれば大丈夫だそうです。生のままでの食べ合わせは避けましょう。

・ビタミンCとアスコルビナーゼ
大根と人参の食べ合わせの応用として、下の画像のAとBを組み合わせて食べることは避けたほうが良いそうです。

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L4YOU!より

Aの食材にはビタミンCが入っていて、Bの食材にはビタミンCを破壊するアスコルビナーゼという酵素が入っているためです。
どうしても一緒に食べたい場合は、お酢の入ったドレッシングをサラダにかけてphを下げるなどの工夫をすることが勧められていました。

・アルコールとからし
ビールのつまみにおでん、という場合などに生じる食べ合わせですが、人によってはあまりよくない食べ合わせになってしまうようです。
アルコールにもからしにも炎症を助長する作用があるので、蕁麻疹や発疹が出やすい体質の人は要注意です。

それでも「ピリッとするものをつまみにして酒をのみたい!」という方もいらっしゃるかもしれません。
続いては、そんな方へのオススメの食べ合わせも含めた「身体に良い食べ合わせ」をご紹介します。

効果的な食べ合わせ

・アルコールとキムチ
この食べ合わせなら、お酒と一緒にピリッとした味を楽しむことができます。
キムチに含まれるナイアシンがアセトアルデヒドを分解して、悪酔いを抑制する働きをしてくれます。
さらに、キムチにはタウリンも含まれていて、これは肝臓の機能を高めるのでお酒には好相性なのだそうです。

・鶏の唐揚げとレモン
鶏肉にはカルシウムが豊富に含まれていますが、消化吸収されにくいという特性があります。
一方でレモンに含まれるクエン酸には体内でカルシウムをキャッチし、吸収されやすい成分に変化させてくれる「キレート作用」という働きがあるので、栄養学的にも大変よい組み合わせなのだそうです。

・レタスとたまねぎ
動脈硬化の予防と美肌効果に相乗効果がある食べ合わせです。
サラダで使える食べ合わせですね。

・白菜とアスパラガス
白菜に含まれるビタミンCとアスパラガスのアスパラギン酸で、疲労回復効果が期待できるそうです。
下記URLのサイトなどを参考にメニューを考えてみてはいかがでしょうか。
白菜とアスパラのレシピ(クックパッド)

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お悩み別の食べ合わせ

次に、身体の悩みを改善するのに適した食べ合わせをご紹介します。

・冷え性…もち米とアーモンド
もち米は、体内ですぐに燃焼します。
同時にアーモンドのビタミンEを摂ることで血流が良くなり、身体の先まで温まる効果が期待できるそうです。

・肩こり…タコのカルパッチョとペペロンチーノ
イタリアンの組み合わせです。
まず、タコに含まれるタウリンが血圧を下げ、心臓から送り出す血液を増やしてくれます。そして玉ねぎの血液サラサラ効果で全身の血行を改善。血の巡りを良くしてくれます。
さらに、オリーブオイルが筋肉に酸素を送ってコリを解し、唐辛子の発汗作用で筋肉に溜まった老廃物を排出することで、肩こりの改善が期待できるのだそうです。

もっと効果を高めたい!という場合は、ビタミンB1を含む柑橘系の飲み物を一緒に摂ると筋肉の疲労を和らげる効果が加わって良いそうです。
「筋肉の血行を良くして疲労を取るのがイタリアンの特徴なので、是非試してほしい」と白澤博士は話していました。

・抜け毛…牡蠣とほうれん草

亜鉛は毛母細胞の分裂再生をスムーズに行って髪の毛の成長を促してくれる栄養素ですから、不足すると抜け毛の原因となる可能性もあります。
だからといって亜鉛をたくさん摂取しても、亜鉛には体内で吸収されにくいという特性があるので、効果が出にくいのです。吸収率は多くても30%だそうです。
これを食べ合わせでカバーするために、牡蠣+ほうれん草の食べ合わせが効果的なのです。
ほうれん草のビタミンAとCが亜鉛の吸収をサポートしてくれるので、一緒に摂るようにしましょう。

・肥満予防…唐辛子とトマト
トマトの赤い色の成分は「リコピン」といい、老廃物を解毒する作用があります。解毒をすると脂肪は燃焼しやすくなります。
そこに唐辛子のカプサイシンがくると、より効果的に脂肪を燃焼させることができるのだそうです。

・認知症予防…ココナッツオイルとカレーと野菜or青魚
ベジタブルココナッツカレー、またはシーフードココナッツカレーが認知症予防に効果的です。
シーフードに関しては特に青魚が良く、青魚に含まれる不飽和脂肪酸オメガ3が認知症予防に効果的だそうです。
ただし、これは毎日摂らないと意味が薄れるそうなので、習慣に取り入れたりするのがよさそうです。

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発がん性物質をつくるキケンな食べ合わせ

・ほうれん草とベーコン
この食べ合わせには、体内で発がん性物質を生成してしまう可能性があります。
ベーコンを焼いた時に増える「アミン」と、ほうれん草に含まれる「硝酸」が結合することで起こる化学反応によってもたらされるのだそうです。
大量に摂らなければ心配はないそうですが、どうしても不安ということであれば、レモンなどを一緒に食べるようにすればOK。ビタミンCがその化学反応を抑えてくれるそうなので、覚えておくと良いでしょう。

・枝豆とチーズ
お酒と一緒に食べると美味しいこの2つも、食べ合わせとしては良くありません。
なんと、骨粗しょう症と認知症のリスクを高めてしまうそうです。
枝豆に含まれるフィチン酸にはカルシウムの吸収を抑制する働きがあります。
これによってカルシウム・ミネラル欠乏症のリスクが高まり、これによって骨粗しょう症のリスクも高まる、ということだそうです。
さらに慢性的にカルシウムが足りないという事態となると、認知症のリスクまで高まってしまう、というわけです。

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食べ合わせを有効利用した特効ドリンク

最後に、食材の栄養を引き出す組み合わせで体に良い特効ドリンクをご紹介します。

・風邪予防の特効ドリンク
「ほうれん草+オレンジ+にんじん」
これらの食材には前から順にビタミンA、ビタミンC、βカロテンが含まれています。
βカロテンにはほうれん草のビタミンAを分解する作用がありますが、オレンジのビタミンCがその分解を阻害するので、風邪予防に良く効く成分を毀損せずに、それぞれのポテンシャルを最大限に引き出すことができる組み合わせなのだそうです。

・アンチエイジングの特効ドリンク
「アボカド+パイナップル+青じそ」
抗酸化作用のあるβカロテンにビタミンEという組み合わせはとても相性が良いそうです。ここに青じそのような葉っぱものを一つ入れるのがコツ、とのこと。

まとめ

食べ合わせによっては発がん性物質を生み出してしまうというのは衝撃的でした。
足し算ではなく掛け算思考で食べ合わせを考え、健康や美容によい食事を楽しみましょう。

 


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