口呼吸の影響・悪影響~こんな病気を引き起こす

20160125204819口呼吸というのは、文字通り花ではなく口から空気を吸い込み呼吸することをいいます。

鼻と口、然したる違いはないように思いますが、実は口呼吸には様々な健康上の悪影響があるといわれています。

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口呼吸をすると当然口の中はいつも乾燥しています。乾燥しているということは唾液が著しく減ってしまっているということです。よく言われていますが唾液にはさまざまな効果があり、中でも主要な役割が抗菌作用なのです。唾液のおかげで様々な害のある細菌の増殖を防げていますが、唾液がないとそれらの最近は急増してしまいます。

具体的には虫歯、歯周病といった口の中の病気から、扁桃炎や肺炎といった呼吸器系の病気まで様々な病気の原因となってしまうのです。
さらに、口呼吸は誤嚥性肺炎の原因ともなりうるそうです。具体的にはどういうことかというと、

1.口呼吸で唾液が減る
2.唾液を飲み込む回数が減る
3.”飲み込むための筋肉”が衰える
4.誤嚥が日常的になる
5.細菌が入り込んで誤嚥性肺炎になる

というような流れです。すぐにどうこうなる話ではありませんが、口呼吸が習慣になっている人は注意が必要です。口は本来常時使っているのが当たり前の器官です。それが使用頻度が少なくなると思ったよりも早く衰えが進みますから注意しましょう。

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口呼吸の悪影響~慢性扁桃炎

口呼吸の悪影響の最たるものの一つが慢性扁桃炎です。鼻呼吸していれば鼻毛や鼻奥の粘膜によって細菌の侵入が遮られますが、口呼吸の場合は唾液が減って抗菌作用が弱くなっているうえに、口から吸い入れた空気の中の細菌がダイレクトに喉の扁桃に当たり続け、慢性的に炎症を起こしてしまうのです。

扁桃炎はただの炎症にとどまらないことがあり、恐ろしい病気を引き起こすことがあります。

慢性扁桃炎が引き起こす病気(二次疾患)
掌蹠膿胞症(膿疱・赤み)、腎臓病(IgA腎症)、関節炎(リウマチ)、心臓病など

慢性扁桃炎になると、喉からいわゆる”におい玉”と呼ばれる強烈な臭気を発する塊が出るといわれています月に二度三度と出るようなら専門医の受診が必要です。

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口呼吸の悪影響~誤嚥性肺炎

私たちの喉はよくできていて、呼吸時に空気を吸い込むと気道を通って肺に入りますが、食べ物を飲み込むと食べ物が気道に入らないように瞬時に気道をふさぐ喉頭蓋という”フタ”が閉じるようになっています。

このフタのしまりが悪くなると食べ物が気道に入り込むことがあります。食べ物だけなら良いですが、食べ物とともに細菌まで肺に入り込み、それが増殖して肺炎を引き起こすことになるのです。

特に高齢者がかかる肺炎のうち、7割以上がこの誤嚥が原因といわれています。誤嚥性肺炎がやっかいなのは再発することです。再発するたびに薬を使って治しますから、そのうち最近も薬への耐性をつけてしまい、肺炎が治りにくくなってしまうのです。そのため、高齢者の死因の大きな要因にもなっています。

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口の老化予防

やはり使うことが何よりも大切です。何も特別なことをする必要はありません。当たり前のことを続けるだけでOKです。
よく噛む、おしゃべりするといったことを心がければよいのです。また、カラオケなどで歌を歌うことも口の周りの筋肉を鍛えることにつながります。

[sc:アドセンスレスポンシブ ] いずれにしても、まずは口呼吸かどうかチェックすることが重要です。日ごろから口呼吸になっているかどうかは家族など近しい人に確認すればよいでしょう。自力で確認する方法としては”寝起きに口の中が乾いているかどうか”といったものがあります。まずは確認してみてください。


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