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私たちの最大の悩みの一つ・便秘! 毎日スッキリしたいとは思っても、なかなか言うことを聞いてくれない、出したいのに出ない、などなど便秘の悩みはたくさん聞かれます。そんな私たちに朗報です! 「その原因、腸にあり!」では、あの大物芸能人を初めとして強力な便秘に悩む人たちがお手軽簡単な方法で便秘解消を実現していました。お金もかからず空いた時間でスッキリを実感! その魔法のような便秘解消法をご紹介します。
便秘は国民的な悩みの一つ
便秘は女性に多いように思われがちですが、実は男性は60代から便秘になる人が急増すると言われています。さらに80代になると便秘で悩む数は女性より男性の方が多くなるそうです。
その原因、腸にあり!より
便秘とはおもに3日間排便がない状態と定義づけされていますが、1週間や10日間、さらには2週間程度も便の姿を見ていない、と言う人も。
しかし実は、便秘は放っておくととても恐ろしい体の不調の原因になると言われています。
その原因、腸にあり!より
不眠や肌荒れ、それに冷え性などの原因にもなるんですね。
さらに慢性的な便秘は、大腸がんのきっかけとも言われているそうです。
やはり出すべきものは出す! 便秘解消は健康にとってとても大事なことのようです。
番組では強力な便秘に悩むあの大物芸能人を初め、5人の女性たちが、便秘解消の実証実験にチャレンジしていました。
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半世紀も下剤を手放せない
実証実験に挑戦したあの大物芸能人とは、和田アキ子さん。
和田さんは芸能界にデビューした頃から現在まで、なんと50年近く、半世紀も便秘に悩まされてきたそうです。そのため毎日下剤を服用しなければ不安で仕方がないと言います。
和田さんは
「昔から便秘は深刻です。オリーブオイルや朝に冷たい水を飲むとか、ヨーグルトやキウイなど、便秘にいいとされることはありとあらゆることをやりました。それでも効果がないから、今回の実験に挑戦しようと思ったんです」
と、長年の赤裸々な悩みを告白していました。
その和田さんの便秘の原因を探るべく、CTスキャンや腸エコーで細かな検査を行うと…。
その原因、腸にあり!より
少し分かりずらいかもしれませんが、これは腸の蠕動(ぜんどう)運動を映し出した映像。
和田さんの腸は便を押し出す蠕動運動が鈍くなる『弛緩性便秘』だと言うことが分かりました。
小林メディカルクリニックの小林暁子医師によりますと
「どうしても便を出せないので下剤を使い始めたために、腸の緊張が失われてしっかりと便を押し出せなくなっています。これが弛緩性便秘です。下剤を毎日飲んでいた人は1週間に1回は服用をやめてみて、だんだんその感覚を開けていくことで、徐々に腸ががんばって便を動かそうとしてくれるようになります」。
弛緩性便秘は筋肉が弱い女性や下剤を多く使用する人に多く、もっとも一般的な便秘と言われているそうです。
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驚異の10日間排便なし
二人目の挑戦者はタレントの谷澤恵里香さん。
谷澤さんはなんと、小学生の頃から便秘に悩んでいたそうです。
「小学校の高学年の頃から。1週間は出なくて10日間くらい出ないと言うこともけっこうありました。周りに相談もできなくて、そのまま大人になっちゃったって感じです」
その谷澤さんの便秘の原因を検査してみると…。
その原因、腸にあり!より
谷澤さんの場合は『直腸性便秘』だと言うことが分かりました。
映像の右上の角のあたりが直腸。自分から見ると左上になります。
そこに便が溜まっていると言うのです。
直腸性便秘は便意を我慢したために直腸がマヒして便が溜まってしまった状態だそうです。便が直腸に到着しても、出したいと言う便意が脳に伝わらないため、排便できずにどんどんたまってしまうのです。急いで行きたい時にトイレに行けない人に多い便秘だと言うことです。
恐ろしいことに便を我慢し続けていると、赤ちゃんの頭くらいに直腸が広がってしまうことも!
その原因、腸にあり!より
これが直腸が巨大化してしまった症例です。この場合、腸を開いて便を取り出すと言う大手術になってしまったと言うことです!
その他、一般の被験者3人の便秘の状態は…
◎Aさん 平日は出ないので、週末に1週間分まとめで出す。
◎Bさん 肛門付近で硬い便が詰まるので、自分で掻き出している。
◎Cさん 便意を催さない。2~3週間から1か月も出ずに救急車で運ばれたことも。
と、みなさん壮絶な便秘経験を持っていました。
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腸活ストレッチで一気にスッキリ!
今回番組で便秘解消のために5人が行ったのは、外からの刺激で腸を活性化させると言う4つの『腸活ストレッチ』。
「大腸わしづかみ運動」
大腸の中でもここがもっとも便が詰まりやすい場所だそうです。
この部分を体の外からダイレクトに刺激することで、便が動きやすくなると言うことです。
その原因、腸にあり!より
・左手を肋骨の下に、右手を骨盤のでっぱりあたりで強くつかみます。
・そのまま腰をぐるぐる回します。
「便座deねじリッチ」
トイレでも簡単にできるストレッチです。
・右肘と左膝をつけます。
・次は反対(左肘と右膝)
・交互に休まずに続けて20回で1セット。
その原因、腸にあり!より
これは腸の左側にたまった便をきちんと出すようにするストレッチ。直腸に溜まった便が、あと少しだけど出ないと言う時、体をねじることで直腸の上が刺激されて、最後の一押しを助けてくれるそうです。
寝転びストレッチ
・仰向けの状態でひざを立てます
・お尻に力を入れて、お尻を引き上げます
⇒この時、膝からお腹のラインがまっすぐになるようにする
・この上下運動を繰り返します
その原因、腸にあり!より
腸の中で下から上に上がる「上行結腸」は便が溜まりやすいポイント。この運動は腸を傾斜させることで便を流れやすくすると言うことです。
またこの運動では便を出すときによく使う「骨盤底筋」と言う筋肉を鍛えることができるそうです。この筋肉を鍛えることでヒップアップや尿漏れ防止にも効果的だそうですよ。
「ポンポンタッピング」
強めの力でお腹全体をポンポンとタッピング。タッピングとは指先ではじく感じでたたくことです。
その原因、腸にあり!より
このタッピングで腸を刺激すると、腸内にたまったガスがやわらかくほぐれて出しやすくなるそうです。
さて、この4つのストレッチで5人の便秘は解消されたのでしょうか?
ちなみに便秘解消のポイントはこちら。
2. スッキリと達成感を得る
3. トイレに籠る時間が短くなった
腸活ストレッチの実験結果は?
なんと!和田さんを除く4人が、実験を初めてから2~3日後にはお通じ有り!
しかもトイレに入ってから排便までの時間も驚くほど短くなったそうです。
谷澤さんは6日目には1日に2階のお通じがあり、順調にストレッチの効果が出始めていました。
腸の検査をしてみると、実験前はほぼ動いていなかった谷澤さんの腸は、かなり動きが良くなり、便が滞っている場所が見当たらなかったと言うことです!
腸の蠕動運動が復活したと言えそうですね。
さらに一般被験者たちも
「ちゃんともよおす感じがあって、トイレに行って出ると言う。さらにいつも冷たかった指先が暖かくなって、不眠症で悩んでいたけどぐっすり熟睡もできるようになりました」
「何年かぶりと言うくらいに、するっとバナナ1本分くらい出ました。ストレッチするのが楽しくてしょうがなかったです」
と大絶賛でした。
一方、和田さんは?
実は和田さんは2週間経っても効果が出なかったそうです。
「便秘の薬を飲まないと不安でしょうがないんです。でも毎日ストレッチをやるようになって、実は毎日出ることは出るようになりました。そのかわり便秘の薬をやめて、ストレッチをやってもまったく効果がなかったんです」
和田さんのこの結果について、順天堂大学の小林弘幸医師は
「便秘解消でもっとも難しいのは、いかにして下剤に依存しないかと言うことです。まったく飲まないと不安になって、その瞬間腸の動きは止まってしまうんです。精神的な面も大きいです。だから徐々に薬を飲まない日を増やしていくしかないんですね。薬の依存症から逃れられるのは、だいたい2年かかると言われています」
と話していました。
半世紀近くも下剤に頼っていた和田さんに大切なポイントは、下剤と上手に付き合いながら、薬の量をコントロールすることが必要だと言うことです。
ストレッチをしながら、便秘解消の本も参考にしてみましょう!
「便活ダイエット~便秘外来の医師が教える、排便力がアップする11のルール~」
「「排便力」をつけて便秘を治す本-専門医が教える「便意リハビリ」」
「便秘を治す腸活テクニック(腸がヌルヌル動き出す教授の提案)」
まとめ
実証実験では5人中4人が3日前後でお通じがあるという、驚きの結果が出ていましたね。便秘は腸を動かすことが大事! そのためにも4つのストレッチがとても効果的だと言うことが分かりました。さらに長年、便秘に悩んでいる人が頼る下剤は、すぐにやめてしまうと逆効果になるので、ストレッチと組み合わせながら、量をコントロールすることが大事だと言うことです。ストレッチだったら自宅で手軽にできそうです! これで明日からはスッキリ⁉