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みなさんは今月から、新たに始まった医療制度をご存じでしょうか。私たちにとって病院は身近でありながら、いざと言う時に頼りになる存在ですね。そんな病院を受診する際、新たに始まった制度では、いきなり大きな病院を受診すると自己負担額が上がると言うのです。この新たな制度「かかりつけ医制度」について、「羽鳥慎一モーニングショー」で詳しく紹介していました。私たちが病院を受診する時に気を付けることは?
「かかりつけ医制度」とは
今月から始まった新たな医療制度「かかりつけ医制度」は、大学病院や病床数が500以上の大きな病院は主に重篤な症状の患者の治療や高度医療の研究分野を専門とし、私たちが普段通院するような軽い症状の場合は、できるだけ街の小さな病院や診療所=かかりつけ医を利用してもらおうと言う制度。
つまり大きな病院と小さな病院や診療所の、すみ分けを図ろうと言う目的です。
しかし、私たちにとって気になるのは、制度が始まったことで何が変わるのか、と言うことですね。
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新しい制度で何が変わるのか
まずもっとも気になる医療費について。
この制度では紹介状を持たずに大病院を受診した際に、診察代とは別に5000円を自己負担すると言うことです。
羽鳥慎一モーニングショーより
さらに初診だけではなく再診の場合は2500円を別途支払うことになるそうです。
ただし、街の診療所で診察してもらった結果、大きな病院への紹介状をもらうと、この5000円や2500円はかからないとのことです。
これからはまずは身近にある病院を受診して、そこで診てもらった結果、必要であれば大きな病院への紹介状を書いてもらうと言う流れになりそうですね。
ここで大事になるのが「かかりつけ医」の選び方。
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かかりつけ医とは?
かかりつけ医とは、自分に何かの症状が出た時に気軽に相談できる、街のクリニックのような病院や診療所の医師のことを言います。
地方だと幼少のころからずっと見てくれている街のお医者さんがよくいますが、都会ではなかなかそう言った医師が身近にいることは珍しいのではないでしょうか。
さらに、高齢者の場合は定期的に処方薬をもらうなど、病院に通う頻度は高くなりますが、
若い人だとそれほど病院に行くことは少なく、普段から自分の体の調子を把握してくれている医師がいる人はほとんどいないのが現状だそうです。
問題点もありそうですね。
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「いいかかりつけ医」の選び方は?
番組では現役医師10万人に対するアンケートから「いいかかりつけ医」の条件を紹介していました。その結果…。
いいかかりつけ医の条件
羽鳥慎一モーニングショーより
◎第1位 25%
「よく話を聞いてくれる」「相談しやすくて質問に丁寧に答えてくれる医師」
やはり初めに自分の症状を見てもらう医師ですから安心して話ができて、分かりやすい答えを導き出してくれる医師は、患者にとってありがたいものですね。
◎第2位 19%
「相性」
これは、その医師のことを信頼できるかどうかと言うことだそうです。医師も人ですから相性が合う合わないはつきもの。もしこの医師が信頼できそうにないと感じたら、近くの違う病院を受診することも大事だそうです。
◎第3位 14%
「口コミ」
ネットよりもその地域のコミュニティーの中での評判が大事。実際に受診してみて、その結果どうであったか、という体験談などから、その医者の評判を確かめることができると言うことです。
◎その他・注意すべき点
「薬をたくさん処方する医師」
医師限定のコミュニティサイトを経営する石見陽医師によると
「とりあえず薬を出しておきます、という医師は自分の診断に自信がない。医療は基本的に診断がついてから最小限の薬で治療していくと言うのが基本です。症状だけに合わせて薬をどんどん出していくと言うのは、患者さんの側からすると、その医師の能力をちょっと疑った方がいいのかもしれません」と警鐘を鳴らしていました。
新しく始まった「かかりつけ医制度」について、もっと知りたいと言う人向けの書籍をご紹介します。
「かかりつけ医がいるとプラス10年長生きできる」
「かかりつけ医の選び方」
まとめ
今月から始まった「かかりつけ医制度」。具合が悪くなるとついつい心配になって大きな病院に駆け込みたくなりますね。でも、そんな時でも普段から自分の体調や体質を分かってくれている医師がいれば、大病院で長い待ち時間を過ごさなくても済みます。さらに医師の側も大きな病院に紹介する場合、どの病院が適当であるかをきちんと見極める必要が出てきます。新たな制度の下では患者も医師も、スムーズな医療が行われるよう協力していくことが大事だと言うことですね。