花粉症、PM2.5、ウイルスを防ぐマスクの正しいつけ方~健康カプセルゲンキの時間より

先日の『健康カプセルゲンキの時間』は、花粉、PM2.5 、ウイルスなどを防ぐ正しいマスクのつけ方など、マスクについての悩みを解消してくれる内容でした。マスクのつけ方が間違っている人が多いようです。ぜひこの機会に、正しいマスクのつけ方を知って、花粉症や風邪を予防やPM2.5 対策をしましょう。

 

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PM2.5 とは?

近年、空気を汚す原因として、耳にすることが多くなったPM2.5。PM2.5は、特定の粒子の名前ではなく、大気中の浮遊物質で粒子の大きさが2. 5㎛以下のもの全てをいいます。ですから、大きさが2.5㎛以下であれば炭素、硫酸塩、金属などどれもがPM2.5なのです。

健康カプセルゲンキの時間より

2.5㎛は1㎜の400分の1の大きさで、スギ花粉や人間の髪の毛の直径と比較すると非常に小さいです。そのため、肺の奥まで入り、ぜんそくや肺がんの原因になる場合もあるとのことです。

健康カプセルゲンキの時間より

mametisiki

PM2.5のPMはParticulate Matterの頭文字で、日本語では粒子状物質といいます。

 

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マスクの2つの役割

番組では、東京工業大学環境・社会理工学院でマスクについて研究している飯田裕貴子さんがマスクの役割や仕組みについて解説していました。
マスクには「エチケット」と「捕集」という2つの大切な役割があります。まず、エチケットとして使うのは、自分がひいている風邪のウイルスなどが人に移らないようにするためです。マスクをしていないと、人の咳やくしゃみでウイルスは2mも飛び散るそうです。

マスクの捕集力の検証実験

次に、捕集がどのような働きなのかを説明します。捕集とは、花粉、菌、ウイルスなどが体に入り込まないようにする役割です。番組では、マスクがどの程度まで細かい粒子をブロックできるのか、特殊な器械を使って測定しました。

健康カプセルゲンキの時間より

実験では、掃除機で気流をつくり、2つのアクリルの筒で挟まれたマスクに粒子を吸い込ませます。そして、マスクを通過する前後の空気の汚れを比較します。粒子の漏れ率が10%以下であれば十分な捕集効果が得られているということになります。
まず、黄砂と同じぐらいの大きさ(約4㎛)の抹茶の粉を吸い込ませました。

健康カプセルゲンキの時間より

その結果、漏れ率は6.33%で、マスクの捕集効果が十分であることが確認できました。次に、抹茶の粉よりもさらに小さく、ウイルスと同じぐらいの大きさ(約0.1㎛)の線香の粒子で実験をしました。その結果、漏れ率は8.92%で、マスクはウイルスのような微小の粒子も十分ブロックできることがわかりました。

健康カプセルゲンキの時間より

 

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PM2.5 やウイルスをブロックするマスクの仕組み

篠田さんによると、マスクは何枚かのフィルターを重ね合わせて作られているそうです。

健康カプセルゲンキの時間より

検証実験では、プレフィルター(表面のフィルター)と呼ばれる部分で、ほとんどの抹茶の粉はブロックされていました。

健康カプセルゲンキの時間より

また、プレフィルターを通過してしまった抹茶の粉の大部分は、メインフィルター(内側のフィルター)でブロックされました。

健康カプセルゲンキの時間より

そして、バックアップフィルター(口に接する部分)は、目視では抹茶の粉を確認することができませんでした。

健康カプセルゲンキの時間より

線香の煙で実験したときのバックアップフィルターも、変化を目で確認することはできませんでした。バックフアップフィルターに届く前の段階で、かなりの粒子が止められているのですね。

健康カプセルゲンキの時間より

マスクに使われている素材「不織布(ふしょくふ)」

マスクの素材は不織布といって、とても細い繊維同士を複雑に絡ませたものだそうです。ですから、繊維間の小さな隙間が表面から裏面までまっすぐにつながることはありません。それで、花粉やウイルスはブロックするけれども、空気は通すことができるわけです。

健康カプセルゲンキの時間より

また、メインフィルターに使う不織布は、なんと帯電させているそうです。たとえ繊維の隙間よりも小さなウイルスでも、静電気が引きつけてくれると篠田さんが説明していました。

正しくマスクをつけるための4つのポイント

どんなに性能の良いマスクも、正しくつけていなければ花粉やウイルスが体内に入るのを防ぐ効果はないそうです。
番組では、普段からマスクをつけているという4人の男女に参加してもらい、マスクがどれだけ空気中の粉じんをブロックしているか測定しました。漏れ率が30%以下であれば、粉じんを十分にブロックできているということになります。
実験の結果は、参加者の二人が漏れ率100%。一番漏れ率が低かった人でも36%で合格値ではありませんでした。
そこで、篠田さんにマスクを正しくつけるためのポイントを説明してもらいました。

1.マスクの中心を軽く折って印をつけ、その部分を顔の中心に合わせる。
マスクが顔の中心からズレると、わきに隙間ができてしまいます。

2.マスクのノーズフィッターを鼻の形に合わせる。
鼻の周りに隙間があると花粉やウイルスを防ぐ効果はなくなってしまいます。

3.マスクのプリーツをしっかり広げて顎を覆う。

健康カプセルゲンキの時間より

4.最後に、マスクを顔になじませフィルターを顔に密着させる。

参加者たちがアドバイスにしたがってマスクをつけたところ、全員の漏れ率が16%以下になりました。

よくあるマスクについての悩みを解消する方法

マスクをつけたほうが風邪や花粉症の予防になるのは分かっているけど、マスクをつける不快感などが嫌いでつけていないという人もいるかもしれません。番組では、よくあるマスクの悩みの解決方法を説明していました。

●マスクをつけるとメガネがくもる
マスクをつけるとメガネがくもるのは、マスクが正しい位置よりも少し低く、鼻の部分から息が漏れてしまうからだそうです。ノーズフィッターをしっかり合わせることで解決するはずです。

●マスクをつけると耳が痛い
マスクをつけると耳が痛くなるのは、ゴム紐から耳への圧力が原因とのこと。ゴム紐にガーゼを巻くと、圧力を分散させることができるので痛みを感じなくなるでしょう。

●マスクをつけるとメイクが落ちる
メイクが落ちないように工夫されたマスクが販売されているそうです。マスクでメイクが崩れることに悩んでいる人にオススメ。

メイクが落ちにくいマスクはネットでも購入することができます。
エリエール ハイパーブロックマスク メイクガード 女性用 7枚入
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また、隙間ができにくく、メガネがくもりにくいマスクもあります。

快適ガードプロ プリーツタイプ レギュラーサイズ
快適ガードプロ

●マスクの交換頻度
マスクは1日1枚使ってください。長い期間使うと花粉やウイルスが体の中に入る原因になってしまうそうです。食事などで一時的にマスクを外したときは、花粉やウイルスが飛び散らないように、外側を内側へ折ると良いとのことです。

マスク以外で風邪や花粉症を予防する方法

日本医科大学多摩永山病院の後藤穣先生(耳鼻咽喉科、医学博士)によると、マスク以外で風邪や花粉症を予防するには「うがい・手洗い」が大切だそうです。花粉症の予防のためのうがいは、水道水で良いとのことです。
風邪の予防のうがいのためにヨード液を使っている人は注意が必要です。ヨード液を濃くすれば効き目が高くなると考えるのは間違い。用法や容量を守らずに濃いヨード液を使うと、粘膜を痛めることがあると後藤先生は説明していました。
また、風邪の予防には湿度を50%-60%に保つことが大切です。番組では、加湿器を活用することを薦めていました。

花粉症の最新治療法

花粉症にならないためには、マスクをつける、うがい・手洗いする以外にも、部屋の中に花粉を持ち帰らないようにする努力も必要だそうです。後藤先生は、玄関に空気清浄機を置くと効果があると話していました。
さまざまな予防対策をしても花粉症になってしまった場合は、適切な医療機関を受診するようにしましょう。治療には、薬物治療や免疫療法があります。そして、近年では、舌下免疫療法という新しい治療法も導入されているそうです。舌下免疫療法は、スギ花粉などの原因物質を少しずつ取り入れて、アレルギー性鼻炎や花粉症の体質を治していく治療法だとのことです。

まとめ

マスクは正しくつけないと、マスクとしての役割を全く果さなくなるということが驚きでした。きちんと使用すれば、花粉、PM2.5 、ウイルスなどから私たちの体を守ってくれる心強いアイテムです。もう一度、自分のマスクのつけ方が正しいかどうかをしっかり確認しておきましょう。

 


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