男でもおっぱいが大きくなる理由・・・ためしてガッテン選「酒と肝臓と男と女SP」より

 

男も女も中年になってくると脂肪が付きやすくなり、いたるところが丸く太くなってきます。男性の場合はお腹周りが顕著ですが、肥満気味の方は胸も女性のように大きくなっている人がいます。しかしこれ、要注意の信号なのかもしれません。ほとんどの場合は単なる肥満ですが、中にはさらなる注意を要するケースもありうるのです。

ためしてガッテンで『酒と肝臓と男と女スペシャル』として、男性の胸(おっぱい)が大きくなることについて取り上げられていましたので、内容をご紹介します。

番組では吉田さんと言われる男性が紹介されていました。
吉田さんは仕事のストレスもあって毎日飲酒していたそうですが、ある時、自分の胸が膨らんでいることに気付いたそうです。
少々なら気にも留めないでしょうが、見るからに女性のようなふくらみになり、さらに触ると痛いといった症状も出ていたそうです。

これが吉田さんの胸です。確かに、男性の胸とは若干違った感じがします。
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MRIを撮ると乳腺が発達してきていました。これは肥満の男性の胸にはない特徴で、女性の乳腺に近い状態なのだそうです。
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ちなみにこちらはちょっと太目の他の男性の画像です。胸の内部は白く映っているのがわかります。吉田さんのとはかなり違います。
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女性化乳房~アルコールが原因

吉田さんのような、男性なのに女性のように膨らんだ胸のことを“女性化乳房”というそうです。

なぜこういう状態になるのかというと、診察した医師によればアルコールの飲み過ぎが原因とのことでした。ただし、お酒を飲み過ぎただけでこういう状態になるわけではなく、また、女性がいくらお酒を飲み過ぎても胸がさらに大きくなることはないそうです。

ちなみに、おっぱいを大きくするのは主に女性ホルモンの働きですが、吉田さんの場合、その女性ホルモンの値は94。基準値が44ということですから倍以上の数値になっており、女性並みの値だそうです。それほど吉田さんは体内に女性ホルモンを多く抱え込んでいるということです。
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では、この女性ホルモンがなぜ吉田さんの体の中で増加したのかということですが、それには肝臓の状態が絡んでいました。

 

男性の女性ホルモンは男性ホルモンが変化したもの

女性の女性ホルモンは、卵巣で作られます。しかし、卵巣を持たない男性の身体は、精巣でつくられた男性ホルモンを全身に運び、運んだ先で酵素の働きによって男性ホルモンから女性ホルモンに変化させることができるそうです。変化した女性ホルモンはその場所で骨を丈夫にしたり抜け毛をふせいだりといった女性ホルモンの働きをします。
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そしてここからがミソなのですが、それらの女性ホルモンは最後は肝臓に運ばれ、そこで分解される仕組みになっているそうです。
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通常の男性はこのようなサイクルで女性ホルモンを作り、肝臓で分解しているので、お酒を飲み過ぎたところで女性化乳房という症状がでてくることはありません。

しかし、肝臓の状態が悪いと肝機能が低下し、女性ホルモンを分解する能力が落ちていきます。分解しきれない女性ホルモンが体内に増え続けることで体つきが女性化していくというわけです。

そして、女性化乳房の恐ろしいところは、そういう状態になってしまうこと自体、肝機能がかなり落ちてきていると考えられる点にあります。番組では、女性化乳房になった時点ですでに肝硬変にまで進んでいると言っていました。実際、番組で紹介された吉田さんも検査の結果肝硬変であることが判明しています。

できれば肝硬変になってしまう前に肝臓の状態をチェックし、対策しておきたいところです。それには定期的に血液検査をして肝臓の状態をチェックすることが大事なのだそうです。


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