口臭の原因と対策~きょうの健康より

口臭というのは、本人はあまり気づいてなくても第三者に不快な思いをさせることがままあります。
加齢によって口臭はきつくなると言われていますが、原因を探り、対策を取ることでかなり軽減させることが可能なようです。

NHKの『きょうの健康』で口臭について解説がありましたのでまとめておきます。

 

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口臭は誰にでもある

口臭は必ず誰にでもあるもので、口臭が全くない人というのはいないそうです。問題はその程度で、他人が気になるレベルかどうかというのが重要になってきます。
また、年齢を重ねるにつれて口臭はきつくなるようで、特に30~40代以降で口臭を気にする人が増加する傾向にあるようです。

口臭が気になる人の割合
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NHKきょうの健康より

図を見ると、口臭が気になるという人のピークは45歳で約20%。つまりはこの世代の5人に1人が口臭を気にしていることになります。本人が気にしているということはおそらくかなりの確率で実際に口が臭いと指摘されているはずで、そう考えるとこれは結構な割合ともいえます。中年5人が集まればその場は誰かの口臭が臭っているとも解釈できるわけです。

一般的に、年を取るにつれて口臭はきつくなっていくと言われています。なぜなら口臭の原因物質を洗い流す役目を持つ唾液の分泌量が減っていくからです。

加齢とともに唾液の分泌は少なくなるとも言われます

日本臨床歯周病学会ホームページより

上の図を見る限りは45歳をピークにその割合は減っていき、75歳からは8.5%と10代の人なみになっています。

実はこれは「口臭を気にしているかどうか」という問いに対する答えを集計したものだからで、実際に口臭がきついかどうかの数値ではありません。つまり、口臭はあるかもしれないけど気にはしてないという人が増えているからだといえるわけです。

この背景には定年退職で他人との接触が極端に減るという事情があるようです。つまり、口臭というのは他人を意識して初めて悩みとなって表れてくるものだということです。

次に、一日の中での口臭の強弱はどのように推移するのかを表したグラフが紹介されていました。

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NHKきょうの健康より

グラフを見ると明らかなように、朝の起きたてが一番口臭が強く、その後は下降していき、一定の幅で強弱を繰り返しています。朝起きてから急激に口臭が弱くなる要因は歯磨きや朝食なのだそうです。その後、昼食に向けて強くなっていき、昼食をとるとまた下がり、夕食に向けて上がっていき夕食後に再び下がる、これの繰り返しです。

これは、口の中に溜っている、口臭発生の原因物質が、食事や歯磨きで体内に取り込まれたり、外部に吐き出されたりするためだそうです。

では口臭のきつい人はどうかというと、下のグラフのようになるそうです。

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NHKきょうの健康より

基本的に、一日の強弱の流れは一般的な人と同じですが、全般的にその水準が高くなっています。

 

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口臭の原因

口臭の原因として、番組では3つの要素を取り上げていました。

〇舌の汚れ
〇歯周病
〇唾液の減少

です。

舌の汚れ

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NHKきょうの健康

画像のように舌の表面についた白いような黄色いようなものが舌苔(ぜったい)です。この部分に細菌がたくさんいて、それらが臭いの元になっているということです。口臭のキツイ人にはこの舌苔がたくさんついている人が多いそうです。

歯周病

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NHKきょうの健康より

歯周病は歯周病菌によって引き起こされる病気です。この歯周病菌が口の中の汚れを分解することで臭いを発生させる原因になっているそうです。よって、歯周病の人は口臭がきついというケースが多いようですし、口臭が気になってきたら歯周病を疑うことも必要かもしれません。
番組では虫歯についても触れられていましたが、通常であれば、虫歯が口臭の原因になることはあまりないそうです。ただ、歯医者ぎらいで虫歯を放置し、大きな虫歯が何本もあるような人は口臭がきつくなるケースもあるそうです。

唾液の減少
唾液には免疫物質が含まれており、殺菌作用があったり汚れを洗い流す作用があるそうです。成人の場合、唾液は一日に1.5リットル程度出ると言われているそうですが、この唾液の分泌量が少なくなってしまうと殺菌や洗浄といった作用が十分できなくなり、口臭がきつくなるという仕組みのようです。

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NHKきょうの健康より

では、唾液が減るのはどういうときかというと、

ストレス
緊張
口呼吸
睡眠不足
投薬の影響(高血圧や不妊症など)

といったものが考えられるとのことでした。

 

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病気も口臭の原因になる

一般的には上記で挙げられていた、舌苔、歯周病、唾液の減少といったものが原因になっているそうですが、それ以外にも病気が原因で口臭がきつくなることがあるそうです。

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NHKきょうの健康より

 

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口臭のチェック

口臭がきついかどうか、実は本人にはなかなかわかりづらいものなのだそうです。なぜなら人間の鼻は臭いに慣れてしまうものなので、自分の身体から発せられている臭いだと慣れっこになってしまっていて気づかなかったりするそうです。

基本的な話なんですが、臭いは一番麻痺しやすい感覚です。
例えばどんなに臭い公衆便所に入っても、2~3分もすれば感じなくなります。
つまり自分の口臭が、ずっと自分で感じる事はあり得ません。
私達歯科医は、重度の歯周病の患者様を診る事が有ります、マスク越しにも酸っぱい臭いがしますが、御本人は全く気が付いていないのがほとんどです。

歯チャンネル88より

ではどうやってチェックするかというと、番組では二つの方法を紹介していましたが、どちらも病院で行う検査です。

器械を使う
口臭測定検査機器というものがあるそうで、それを利用することで口臭のきつさが具体的な数値となって測定できるのだそうです。

医師が臭いをかぐ
これは官能検査というそうです。直接臭いをかいでもらうことで、臭いの種類などの判別も可能になるのではないでしょうか?

以上は病院に行かなければチェックできないことですが、口臭には病気が潜んでいることもありますので、実際に医師から診察を受けることが大切なのかもしれません。大学病院の口臭専門外来などにいけばこうした検査をしてもらえるとのことでした。

検査に関しては、朝の一番口臭がきついときが最適なのだそうで、病院で検査を受けるには朝起きてから飲食をしないで来院してもらい、検査をするそうです。

ただ、これだとわざわざ大学病院まで行かなくてはならず、ちょっとハードルが高いですよね。自分で口臭チェックをする方法が『NEWポストセブン』に紹介されてました。

ビニール袋に息を吐いてためて1分ほどおいてから、ビニール袋の中のにおいをかいでみると、自分の口臭をチェックできます。不快に思わないにおいなら、問題ありません

NEWポストセブンより

1分経ってから嗅ぐというのがポイントです。これなら客観的に自分の口臭をチェックできるのではないでしょうか。

 

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対策・治療法

当然ですが口臭の原因が何かによって治療法は変わってきます。例えば歯周病が原因の場合は歯科医による治療の他に歯磨きをマメにする必要があるでしょうし、唾液が減っているということであれば食事の際によく噛むことで唾液の分泌を促すなどの意識的な取り組みが必要です。舌苔には専用のブラシがありますのでそれでケアすることが必要になってきます。

舌苔ケア用ブラシ
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NHKきょうの健康より

以上、口臭に関して原因や対策をみてきましたが、基本的には加齢からくる身体の変化が原因となることが多く、何等かの対策を取らないと改善は難しいようです。
また、病気が潜んでいることもありますから、家族などに口臭を指摘されたら放置せずに対応策を実行に移していくことが大事です。


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