がん検診は受けるべき?費用や種類と最新情報〜『林修の今でしょ!講座』より

身近にある、とてもこわい病気-がん。
誰にでもリスクのあるものですから、「がん検診、受けてみようかな?」と誰もが1度は考えたことがあるはず。
しかし、知ってはいるし興味もあるけど、どこで何を受けたらいいのかわからない……。そんな不安から、病院に行くのをためらっているという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、テレビ朝日『林修の今でしょ!講座』にて、オススメのがん検査やそこで必要になるお金、そしてメリットとデメリットまで紹介されていましたので、まとめておきます。

 

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大腸がん検査

まず取り上げられていたのが「大腸がん」。日本人が発症するがんの中ではもっとも数が多く、年間5万人が大腸がんが原因で亡くなっているそうです。
そんな大腸がんの代表的な検査方法として「大腸カメラ」と「便潜血検査」が紹介されていました。

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林修の今でしょ!講座より

・大腸カメラ
お尻から大腸に内視鏡を入れる検査方法。費用は2〜3万円。

・便潜血検査
便に混じった血から調べる検査方法。費用は数千円。

番組内で行われていた医師へのアンケートによると、この2つのうち特に便潜血検査の方が手軽でオススメ、という結果が出ていました。特に40歳以上の方は、年に1回は便潜血検査を受けるべきだそうです。

ただし便潜血検査にも弱点があって、大腸の右側部分に発現したがんは見つけづらいらしいのです。
ですから、約3年に1回は大腸全体を直接診ることができる大腸カメラをつかった検査も併せておこなうのが効果的とのこと。
もし、大腸カメラで腫瘍が見つかったら、5mm以下で経過観察、それを超えると切除、ということになるそうです。

ちなみに、日本人に大腸がんが増えているのは高脂肪食と運動不足による腸の不活動が原因なのだそうです。リスクを下げるためにも普段の生活習慣を見直すところから始めたいですね。

・大腸3D—CT検査
続いて番組では、最新の大腸3D—CT検査も紹介されていました。
お尻から特殊なガスを注入して大腸を膨らませたあと、CTスキャンで様々な角度から大腸を撮影。立体的な画像を作り出して、その画像を見て腫瘍を見つけるという検査で、検査時間はおよそ20分。費用は約3万円ほどかかるそうです。

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林修の今でしょ!講座より

ガスを入れる時に多少の違和感があるもののカメラを直接腸に入れるよりは負担が少ないので期待されているのですが、平べったい形をした初期の大腸がんを発見するのは多少難しくなるというデメリットもあるそうです。

 

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胃がん検査

日本人男性のおよそ9人に1人、女性のおよそ18人に1人がかかると言われている胃がん。
主な検査方法には「バリウム検査」と、「胃カメラ」があります。

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林修の今でしょ!講座より

・バリウム検査
X線を通さない特性のあるバリウムが混じった水を飲んで、 胃の内部を撮影し、胃の形や影を診る方法。平坦なタイプの早期胃がんはみつけづらい。費用は1万円以内。

・胃カメラ
経鼻内視鏡を用いて胃の内部を直接見て異常を見つける方法。費用は1〜2万円。

番組内の医師へのアンケートでは胃カメラを勧める医師が多いようでした。やはり直接見ることができるので確実だそうです。

鼻の穴からカメラを通すので抵抗感がある方も多いと思いますが、番組内で実際の検査手順が紹介されているのを見ると、それほど大変ではなさそうでした。
まず麻酔薬で処置し、20分後に検査開始。検査自体も10分ほどで終了し、検査中の気持ち悪さもないようです。カメラによって胃が傷つくことは殆ど無く、カメラが舌に触れないのでオエッとなることもありません。

胃の色調変化を見つけて早期発見するためにも、胃の内部を直接見ることができる胃カメラ検査はぜひ受けたいですね。頻度は1年に1回で十分とのこと。

胃がんの原因は?

胃がんの99%はピロリ菌感染によって起こることがわかっていて、そのピロリ菌には、なんと日本人の約5割が感染しているとのこと。

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ウィキペディアより

仕組みは、まずピロリ菌によって胃の細胞が破壊されると、胃はその部分に細胞を再生させます。それをまたピロリ菌が破壊し、また再生し、というのを繰り返しているうちにその再生のサイクルが早くなり過ぎてしまって細胞が増殖し、ポリープができてしまって、それが胃がんの原因になるのだそうです。
ピロリ菌は5歳未満で感染することが多く、口移しで食べ物をもらったときや井戸水によって感染してしまうらしいので注意しましょう。

「2人に1人が感染しているのか……」と悲観的になってしまいそうですが、ピロリ菌を完全に除菌する飲み薬があるそうで、飲み続ければほぼ完全に退治できるということなので、あらかじめリスクを下げておきたい人は病院を受診してみてはいかがでしょうか。

ピロリ菌の除菌療法は、2種類の「抗菌薬」と「胃酸の分泌を抑える薬」合計3剤を服用します。1日2回、7日間服用する治療法です。 正しくお薬を服用すれば除菌療法は約75%の確率で成功します。
1回目の除菌療法で除菌できなかった場合は、再び7日間かけて薬を飲む、2回目の除菌療法を行います。2種類の「抗菌薬」のうち1つを初回とは別の薬に変えて、再び除菌を行います。この方法で行うと、2回目の除菌療法も、正しくお薬を服用すれば約85%を超える確率で成功します。
1回目、2回目の除菌療法を合わせた除菌率は95%を超えます。

ピロリ菌のお話.jpより

 

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肺ガン検査

ガンの中で死亡率が最も高い肺がん。年間7万人もの死者を出しているのだそうです。
そんな肺がんの検査方法としては「胸部CT検査」、「胸部レントゲン検査」、「喀痰細胞診」の3つが代表的な検査方法として挙げられていました。

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林修の今でしょ!講座より

・胸部CT検査
CTスキャンの機械を用いて身体の断面図を撮影し、がんを発見する方法。費用は1万円ほど。

・胸部レントゲン検査
レントゲン写真からがんの影を発見する方法。費用は数千円。

・喀痰細胞診
タンを採取して検査するもの。費用は数千円。

医師へのアンケートでは、「胸部CT検査」がオススメとのこと。
CT検査は、仰向けに寝て機械の中を通るだけで検査ができる方法で、所要時間はたった1分ほどというとても楽ちんな検査方法。
ただ、体への負担として被ばくがあることが紹介されていました。もちろん、気にしなくても大丈夫なレベルではあるそうです。
CT検査ではついでに肺気腫や内臓脂肪の値までわかるそうなので、病気の早期発見のためにもぜひ受けたい検査です。

どうしても被ばくが気になるという方はレントゲン検査と喀痰細胞診が選択肢になります。
レントゲン検査は肺の末端の異常を診るのに適した方法で、喀痰細胞診は肺の中心近くを診るのに優れた方法ということなので、その2つを組み合わせて受けることが推奨されていました。
ただやはり、すでに腫瘍が大きくなったものでないと見つけにくい検査方法らしいので、そうなっていると手遅れ、という場合も多いそうです。

肺がんは予後が悪いがんで、転移が早く起こるために「5年生存率」がたった20%しかないそうです。喫煙などのリスク要因をなるべく除いて、検査もしっかり受けていきたいですね。

がんに関する知識あれこれ

肺がんの項目の中で「5年生存率」が出てきましたが、なぜ5年かというと、治療終了から5年間再発がなければその後も再発がない場合が多いからなんだそうです。この5年生存率はがんによってバラバラで、例えば前立腺がんは5年生存率が80%以上もあるとのこと。

ちなみに、ほとんどがんにならない臓器として知られているのが心臓。
研究によると、心臓が分泌するホルモンががんを予防することがわかってきたのだそうです。現在、心臓のホルモンによるがんの転移の予防・抑制の研究がすすんでいて、臨床試験では効果が出てきているとも紹介されていましたから、夢の薬の登場を期待したいところです。

「ANP」は、1984年に寒川賢治、松尾壽之らによって発見された心臓ホルモンであり、現在心不全に対する治療薬として臨床で使用されています。
これまでに我々は、肺がん手術の際、術中より3日間ANPを低用量持続投与することによって術後不整脈の発生を有意に抑制できること、さらには高齢者や閉塞性肺疾患を合併する肺がん患者さんでは、様々な心肺合併症を予防できることを報告してきました。
今回の研究では、上記の追跡調査を行った結果、本来は合併症予防の為に投与されたANP群(手術+ANP群)は、手術単独群(対照群)と比較して術後2年無再発生存率が良好な成績であったことが示されました。

国立循環器病研究センターより

 

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乳がん検査

最後に紹介されていたのが乳がんです。女性の約18人に1人、年間5万人が発症しているそうですが、男性でもまれに発症することがあるとのことなので注意が必要です。
そんな乳がんの主な検査方法として「マンモグラフィ検査」と「乳腺エコー検査」が紹介されていました。

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林修の今でしょ!講座より

・マンモグラフィ検査
乳房を潰して乳腺をひろげながら撮影する検査方法。費用は5000円ほど。

・乳腺エコー検査
超音波で乳房の内部を診てがんを見つける検査方法。こちらも費用は5000円ほど。

マンモグラフィ検査は、腫瘍と乳腺が重なって見逃してしまう可能性を下げるために乳房を機械でつぶしながら撮影するので、とても痛いそうです。痛みが続く時間は10秒ほど。
それでも、とくに20〜40代の人は乳腺が発達しているために腫瘍と重なってしまい、確実に腫瘍を発見するのは難しいのだそうです。
50代以上であればかなり有効なのですが、40代までの方は乳腺エコー検査も併せて受けることが推奨されていました。超音波を当てて乳房を様々な角度から診ることが出来るので、見逃していた腫瘍を見つける可能性が高まります。

・3Dマンモグラフィ検査
ちなみに、痛みがネックだったマンモグラフィ検査に、痛みをなくした最新の検査技術が登場したそうです。それが「3Dマンモグラフィ検査」です。
機械が動いて乳房の内部を撮影し、画像を3次元構成することで立体化した画像をつくりだしてくれるそうで、痛みを感じないだけでなくより確実な検査結果を出してくれるのだそうです。ただし費用は1〜2万円とやや割高。
こちらも乳腺エコー検査と併せて受けるのがオススメだそうです。

 

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まとめ

以上、主ながんの検査方法を網羅的に紹介してまいりました。
漠然と抱いていた疑問をだいぶ整理することができたのではないでしょうか。
がん検診を受けたい場合は、人間ドックを受ける際にオプションを追加することで受けることができるそうです。
自分に合った方法をよく検討し、次回の人間ドックでは確実に検査を受けるようにしましょう。

 


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