血圧を下げる薬と飲むタイミング、副作用について~きょうの健康より

先日の『きょうの健康』は、『血圧を下げる薬』についての特集でした。
いくつか種類がある血圧を下げる薬の中からどう選ぶか、その選び方や、薬を飲んでも血圧が下がらない場合の原因について、わかりやすく説明していました。
この回の専門家は、内科、特に高血圧の治療が専門の、大阪大学大学院教授の楽木宏実氏です。

日本の高血圧の患者数は、4,300万人もいると考えられているとか。日本人の3人に一人です!このうち医療機関に行っているのは半数、さらに血圧を適切に管理しているのはわずか500万人なのだそうです。より多くの人が適切な治療を受けることが求められています。

 

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治療目標と薬を飲み始める時期について

さて、高血圧の人が血圧を下げる場合、どこまで下げたらいいのか=降圧目標・治療目標については、次のとおりです。

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きょうの健康より

図にもあるように、どの高血圧患者も一律の値まで下げるわけではなく、糖尿病を合併していたり腎臓が悪く尿たんぱくが出る人は、さらに低い値まで下げます。患者さんの健康状態によって目標値が変わってくるわけです。こういう人たちは動脈硬化が一層進んでいるというのがその理由なのだそうです。また75歳以上の高齢者は目標値が高めです。

次に、薬を飲み始める時期についても解説しています。

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きょうの健康より

判断の鍵になるのは、リスクがあるかどうかということ。血圧は少し高いけれども他の病気がない人は、リスクが低いと考えられるので、薬を飲む前に3ヶ月ほど生活習慣を見直す期間を設けることを勧めています。例えば塩分控えめの食事にしたり、運動、そして肥満の人は減量に励むといった取り組みによって、血圧を正常値に戻すことを目指します。
一方、脳卒中や心筋梗塞になるリスクが高いと考えられる人は、すぐに薬を飲み始めます。
生活習慣の見直しについては、継続することが大切で、例えば今日たくさん塩分をとったから明日は控えるといった振れ幅の大きい生活は好ましくないと楽木氏は言います。

 

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高血圧の薬の種類

日本でよく使われている薬=「主要降圧薬」の種類には次のようなものがあります。

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きょうの健康より

薬が血圧を下げるしくみについての説明がありました。高血圧の主な原因は、塩の取りすぎとストレスの2つなのだそうです。

まずについて。
塩分は腎臓から水分と一緒に排出され、体内の塩分濃度は一定になるよう保たれるしくみになっています。しかし、塩分を摂りすぎたり腎臓の働きが悪くなって塩分を排出できなくなると、塩分濃度を保とうとするために血圧が上がってくるのだそうです。この状態では利尿薬を使って塩分を体から出し、血圧を下げます。

次にストレスは、神経(交感神経)やホルモン(ノルアドレナリン)を活性化させ、血管を収縮させ血圧を上げるのだそうです。そこで、血管の収縮に必要なカルシウムを抑えるため、カルシウム拮抗薬を使って血管を開くのが、もうひとつの治療法です。
腎臓から分泌されて血管を収縮するアンジオテンシンを阻害する薬には、ARBACE阻害薬があり、また、心臓の働きをゆっくりとさせ、心臓が血液を大量に送り出すを抑えるのがβ遮断薬というのだそうです。

<副作用の例> 20151119093850

きょうの健康より

最近は薬の副作用も少なくなっているので、飲んでみて自分に合わないと思ったら医師に確認してほしいとのこと。
また、高血圧の薬は原因を解決しているわけではないので、薬で血圧が下がったからといって、原因が取り除かれない限りは薬を飲み続けなければいけないとのことです。いわゆる対症療法というものですね。
また、サプリメントや健康食品についてですが、これはそれらを摂取することで血圧が実際に下がっているのであればそれはOKなのだそうです。しかし、それでも下がらないという場合には高血圧の薬をきちんと飲む必要があるそうです。

 

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薬を飲んでも血圧が下がらない場合

薬を飲んでも血圧が下がらない場合、薬の効きを阻害している別の薬を飲んでしまっている場合があるそうです。代表的なものは次のとおりです。

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きょうの健康より

また、薬が効かないときは、次のような特別な病気を疑う必要もあるとのことです。

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きょうの健康より

原発性アルドステロン症は、副腎に腫瘍ができたり肥大することにより、アルドステロンという血圧を上げるホルモンが過剰に作られる病気なのだそう。また、睡眠時無呼吸症候群は、息が止まっているときに心臓に大きな負担がかかり、血圧が上がりやすい状況がつくられるとのことです。

 

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まとめ

血圧が高いだけと思わず、他の病気を引き起こすので、高血圧の人は生活を見直し、健康でいられるよう血圧をコントロールしてほしいと、楽木氏は呼びかけていました。
生活習慣を見直すことと、薬の服用のバランスが大切なので、患者自身も薬に対する知識を持ち、信頼できる医師と相談しながら治療することが大切ですね。
ゲストのグッチ裕三さんも言っていましたが、薬には副作用があるという意識から、薬を飲みたくないと思う人も多いようです。そこで高血圧の薬の副作用について、さらに調べてみました。
カルシウム拮抗薬は、グレープフルーツと一緒にとると薬が効きすぎて危険とのこと。妊婦さんや授乳中の女性は飲んではいけないのがARB。またACE阻害薬を服用した人で空咳の副作用が出る人は2割いるそうです。β遮断薬は自己判断で飲むのを突然やめると狭心症や高血圧発作が起こることがあるので危険なのだそうです。(http://gafpsp.org/?p=75)薬価も安く以前からよく使われている利尿薬ですが、筋力低下や便秘が起こったり、血糖値が下がりにくくなることもあるのだとか。(http://www.skincare-univ.com/article/008465/)
番組内で楽木氏から説明があったように、副作用自体は少ないものの長く飲み続けないといけないものなので、自分と薬との相性を大切にし、くれぐれも指示された用法を守って飲むことが大事ですね。

 


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