最近では、男性だけでなく女性も薄毛に悩む人が多いのだとか。これまで2万人以上の薄毛や皮膚を治療してきた皮膚科の吉田貴子医師は、「風呂上りに髪の毛を濡れたままにしておいてはいけない」と指摘します。濡れたままだと、頭にいるカビの一種、マラセチア菌が繁殖しやすくなり、炎症を起こします。これが地肌にダメージを与え、抜け毛につながるのだとか。
[sc:アドセンスレスポンシブ ]マラセチア菌は、脂肪酸という肌に刺激を与える酸を排出します。そのため、マラセチア菌が異常に繁殖すると、肌への刺激が強くなり、新陳代謝のサイクルが崩れる要因になります。
風呂上りには髪をすぐに乾かし、頭皮も乾燥させるとようにとのこと。後頭部と横が生乾きになりやすいので、髪が長い人は下を向いて、頭の下から上に向って乾かしていくのがコツだそうです。
ジョブチューンより
また、シャンプーのしすぎも薄毛の原因だそう。臭いや脂が気になるからといって、1日2回シャンプーをするのは多すぎるとの意見です。頭皮の脂を落としすぎると、皮膚炎になって抜け毛につながるそうです。
頭皮をはじめとした皮膚には常在菌が棲んでいます。その常在菌が雑菌から守ってくれているから皮膚は健康な状態を保つことができているわけで、1日に2回もシャンプーをしてしまうとその常在菌がほとんどいなくなってしまい、変わりに雑菌が幅を利かせる原因になる、というわけです。
抜け毛にならないシャンプーのコツは、手にシャンプーをとって、手の中で泡立てること。原液を直接つけると地肌に残りやすく、それが抜け毛の原因にもなりうるのだとか。また、リンスやトリートメントは毛先につけ、なるべく頭皮につけないようにし、よく洗い流すといいそうです。
続いて、気になる薄毛予防の食べ物の話に。頭文字をとって「まごわやさしい」と覚えるのだとか。
ま⇒豆
髪の原料のたんぱく質
ご⇒ゴマ
血流をよくするビタミンE
わ⇒わかめ
や⇒野菜
ビタミンB2が髪によい
さ⇒魚
たんぱく質の摂取
し⇒シイタケ
シイタケをはじめとしたきのこは抜け毛予防によい
い⇒イモ
根菜類は髪の毛を太くするビタミンCが豊富
このあたりは毎日の食事を気を付けるしかないですね。薄毛予防は地道な取り組みを習慣化することが大切なようです。