【PM2.5】健康への影響や対策など~くらし解説より

連日、多くのメディアで、PM2.5等による中国の大気汚染が深刻化しているというニュースが取り上げられています。それらのニュースから、日本への影響を心配している人も多いと思います。先日放送されたNHK「くらし⭐解説」では、 PM2.5の健康への影響や対策について、 NHKの二宮徹解説委員が分かりやすく説明していたので、まとめておきます。

 

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PM2.5とは?

PMは英語の Particulate Matter(粒子状物質)の頭文字です。そして、2.5は、2.5μm(マイクロメートル)のことなので、 PM2.5とは、 2.5μm以下の粒子状物質のことを言うそうです。ちなみに、1μmは1,000分の1ミリです。二宮解説委員によると、花粉は約30μm、髪の毛は約70μmなので、 PM2.5はとても小さな粒子ということになります。

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くらし⭐解説

2.5μm以下の粒子状物質であれば、すべてがPM2.5と呼ばれます。ですから、PM2.5には、車の排気ガス、野焼きや石炭暖房の煙、工場の排気、黄砂等に含まれるさまざまな粒子が混ざり合っています。

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くらし⭐解説

中国は、急激な経済成長に環境整備が追いついていないので、大気汚染がどんどん深刻化しています。 PM2.5は中国から日本へ天候や気圧の影響で飛来します。

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PM2.5=中国というイメージが定着していますが、実際には私たちの社会生活の中でも常時発生している物質です。たばこの煙やハウスダストなどであっても直径が小さなものはPM2.5に分類されます。ただし、中国ほどには大量に発生してないので以前はそれほど問題にはなっていませんでした。

 

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PM2.5の健康への影響

二宮解説委員によると、PM2.5に混入している硫黄酸化物や窒素酸化物などの有害物質が人体に悪影響を及ぼすとのことです。PM2.5の粒子はとても小さいので鼻や喉の粘膜で食い止めることが難しく、肺への侵入してしまいます。そして、肺の一番奥にある肺胞に蓄積されたPM2.5は、炎症を引き起こし、喘息や気管支炎の原因になります。また、PM2.5が血液に混入すると狭心症や心筋梗塞等の心臓病のリスクを高めます。さらに、肺がんの原因にもなるそうです。

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くらし⭐解説

 

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PM2.5に対する日本の環境基準

環境省が定めている基準では、1立方メートル当たりのPM2.5の濃度が1日平均で35μg以下の場合は、健康に悪影響はないそうです(環境省PM2.5のページ)。
1日平均が、35μgから70μgの場合は、呼吸器系の病気がある人、子供、高齢者は体調の変化に気をつける必要があるとのことです。
さらに、1日平均が70μg以上の場合は、健康な大人もできれば外出や長時間の激しい運動(マラソン等)を避けたほうが良いそうです。

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くらし⭐解説

日本では、九州などで35μgを超える日が年に数十日、70μgを超える日が年に数日程度です。ところが、中国では頻繁に300μgを超えて、ひどい場所では、1,000μg以上になることもあるそうです。

PM2.5の濃度や予測についての情報の入手方法

番組では、PM2.5の情報を調べることができる3つのウェブサイトが紹介されていました。

環境省「そらまめ君」http://soramame.taiki.go.jp/DataMap.php
地域と日時を設定すると、PM2.5の濃度が6段階で表示されます。

国立環境研究所「VENUS」http://envgis6.nies.go.jp/osenyosoku/
日本の地域別と東アジアの当日と翌日の PM2.5による汚染の予測が6時間毎に表示されます。

九州大学「SPRINTARS」http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj.html
1週間分の大気汚染粒子(PM2.5を含む)予測を動画で見ることができます。

 

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PM2.5対策

二宮解説員は、PM2.5の濃度が高い日には、フィルターが細かいPM2.5用マスクの着用を勧めていました。マスクを選ぶ注意点として、マスクと顔の間に隙間ができないものを選ぶことを挙げていました。
アマゾンでも たくさんの種類のPM2.5用マスクを扱っています。 (アマゾンPM2.5対策マスクのページ)

PM2.5の濃度が高い日は、PM2.5が洗濯物に付着してハウスダストが増えるので、洗濯物を外に干すのは避けたほうが良いそうです。そして、喉や呼吸器の不調が起こったら、医師を受診するのが大切だそうです。

まとめ

日本は、中国と比べるとPM2.5による大気汚染の影響は小さいですが、今後、問題が深刻化する可能性もあります。しっかり情報を集めて、健康への被害を防ぐようにしたいですね。

 


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