乾燥肌のかゆみ・あれ対策~きょうの健康より

先日の「きょうの健康」では、皮膚が乾燥する理由とその対策について皮膚の病気やスキンケアの専門家である藤田保健衛生大学教授の松永佳世子先生が解説していました。乾燥肌に悩む人に、必見の内容だったのでまとめておきます。

【松永佳世子医師の著書】


乾燥肌とは?

番組では、乾燥肌について理解をするために、まず、皮膚が潤いを保つための仕組みについて説明がありました。皮膚には、乾燥を防ぐ働きをする角層があるそうです。

20160105120823

きょうの健康より

松永先生によると、角層には、

皮脂膜
角質細胞間脂質
天然保湿因子

の3つ層があるとのことです。

20160105120923

きょうの健康より

皮脂膜(バリア)
皮脂膜は皮膚の表面に一番近い部分で、皮膚の水分の蒸発を防いだり、体に細菌等が入るのを防いだりする役割があります。

角質細胞間脂質(調節)
角質細胞間脂質は皮脂膜の下にあり、皮膚の水分量の調節をします。

天然保湿因子(保水)
天然保湿因子は角質細胞間脂質の下にあり、ここが水分を保つ働きをしています。

皮膚が乾燥すると、皮脂膜が崩れてしまいます。皮脂膜が壊れることで角層細胞間脂質が調節機能を果たせなくなり、結果、皮膚から水分が蒸発しやすくなってしまうわけです。

20160105121008

きょうの健康より

 

スポンサーリンク

 

なぜ、冬は乾燥肌の季節なのか?

松永先生によると、冬になると乾燥肌で悩む人が多くなる理由は大きく分けて二つあるのだそうです。
一つは気温が低くなって汗をかかないので皮膚表面部分での水分が減ってしまうため。
もう一つは、冬は空気が乾燥しているので、体内の水分も皮膚から蒸発しやすい環境にあるためなのだそうです。

mametisiki
冬はエアコンによる暖房も空気の乾燥に拍車をかけているといえます。保湿機能付きのエアコンはあっても、加湿機能付きのエアコンはそれほど多くはありませんから、加湿機能がついてないエアコンを利用する場合は加湿器を併用するなどした方が乾燥は防げます。
一方、石油ファンヒーターやガスヒーターなどは燃焼の際に水蒸気が発生するため、エアコンほどは乾燥しないのだそうです。

乾燥肌を放置しておくとどうなるのか?

乾燥肌は皮膚の表面が乱れ、バリア機能が弱まっている状態です。この状態で外からの刺激が加わると肌がかゆくなってしまいます。そして、皮膚をかきすぎると炎症を起こし、場合によっては痛みを感じることもあるそうです。

また、皮膚がもろくなっているので、細菌やアレルゲンが体に入りやすい状態でもあります。もし、かゆみや炎症が2週間以上続く場合は、医師の受診をすることを勧めていました。
乾燥肌が悪化すると、皮脂欠乏性湿疹、アトピー性皮膚炎、 魚鱗癬の症状がでることがあります。

20160105121108

きょうの健康より

このような症状がある場合も、医師の適切な診療を受ける必要があるとのことです。

特に肌の乾燥に注意が必要な人

高齢者は、角層が薄くなり皮膚に水分を保ちにくくなるので肌が乾燥しやすくなります。また、女性は更年期やそれ以降、または月経中は、女性ホルモンの分泌が乱れて肌が乾燥しやすくなるそうです。

20160105121205

きょうの健康より

 

スポンサーリンク

 

乾燥肌対策

乾燥肌を防ぐためには、皮膚を傷つけないこと保湿することが重要だとのことです。

20160105121254

きょうの健康より

熱いお風呂には入らない
基本的に、皮脂も脂なので、お湯につかると溶けます。お湯の温度が高いほど溶け出すスピードは速くなり、42度以上になるとそのスピードも早まるのだそうです。そのため、お風呂は42度以下が望ましいのだそうです。

mametisiki
例えば、顔の場合、クレンジングをした後に42度くらいのお湯で洗顔をすると、クレンジング+お湯で顔の皮脂はほとんど取り除かれてしまうといわれています。Tゾーンであれば皮脂が取り除かれてもすぐにまた皮脂の分泌が始まりますが、目元など皮脂の分泌が少ないところは皮脂が戻るまでに2日近くかかります。2日近くかかる前に次の洗顔をしますから、どうしたって皮脂不足の状態になってしまい、肌トラブルが発生する原因となります。

身体をゴシゴシ洗わない
松永医師によるとできるだけ手で洗うのが良いとのことです。手では十分でない場合や手が届かないところはタオルで優しく洗うように体を洗うと角層を傷つけないということでした。

mametisiki
皮脂の分泌は上半身、それも胸から上が多く、その他の部位は多くはありません。本来、余分な皮脂というものはお湯を流してやるだけでも落ちますから、胸、肩周辺、顔、頭皮以外は石鹸で洗う必要すらありません。ナイロンタオルで毎日ゴシゴシやっていると、肌の弱い人は自分自身で敏感肌を作り出していると言えます。特に皮脂の分泌量が少ない女性、高齢者、子供で敏感肌の方は洗い方を変えるだけで改善することもあります。

湿度を保つ
部屋の湿度は40%を切ると乾燥している状態なのだそうです。松永医師によると、新幹線だと20%程度、普通の部屋でもエアコンをかけっぱなしだと30%にまで下がるそうです。理想的なのは室温23℃、湿度50%ということで、それを実現するには加湿器を使うことも選択肢の一つだそうです。

近年、様々な機能の付いた乾燥機が販売されているので、自分にニーズにあった加湿器を見つけたいですね。

例えば、空気清浄機能付きの加湿器があります。
【PM2.5対応】SHARP プラズマクラスター搭載 加湿空気清浄機 KC-D70W

他には、アロマディフューザー機能付きの加湿器もあります。

E-PRANCE® アロマディフューザー 超音波式 加湿器アロマポット ライト 多色変換LED付き

適度な運動をする
冬場は気温が低いため、手足の指先は血管が収縮してしまい乾燥肌になりやすいのだそうです。この場合は運動が効果的で、適度な運動をすることで新陳代謝を高め、結果として肌の乾燥を防ぐ効果があるとのことです。

保湿剤を正しく使う
乾燥肌対策で一番重要なのは自分にあった保湿剤を正しく使うことだそうです。

20160105121349

きょうの健康より

乾燥が気にならない人は、ローションを使用し、乾燥を感じている人は、乳液やクリームを使用すると良いそうです。そして、常に乾燥していて肌にかゆみや炎症がある人は、ワセリンや軟膏が有効とのことです。
保湿剤は、お風呂上り10分以内に使用するのが効果的で、冬だけではなく通年の使用を松永先生は勧めていました。

 

スポンサーリンク

 

まとめ

松永先生によると肌はケアをすればするほど強くなるとのことです。忙しいとついついサボりがちになってしまうお肌のケアですが、5分もあれば手足に保湿剤を塗ることができるのと思うので、皮膚が乾燥しやすい冬だけではなく、肌の保湿を毎日の習慣にしたいですね。

 


スポンサーリンク

コメントは受け付けていません。