老眼の原因AGEについて~この差って何ですか?より

先日の「この差って何ですか?」では、多くの人が気になっている老眼になりやすい人となりにくい人の差についての解説をしていました。慶應義塾大学教授の井上浩義先生が、老眼の仕組みや老眼の原因の1つである老化物質AGEについて分かりやすく説明をしていました。

 

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老眼の仕組み

老眼はレンズの役割をする水晶体の動きが、何らかの原因で鈍くなってしまい焦点が合わせにくくなることを言います。

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この差って何ですか?より

通常、近くを見るときは水晶体が厚くなります。そして、遠くを見るときは水晶体が薄くなるそうです。

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この差って何ですか?より

老眼の原因には遺伝、生活習慣があります。これらに加えて、焦げた食べ物をたくさん食べた人は老眼になりやすいという説明が井上先生からありました。この理由は、こげには、老化を促す物質AGEが含まれているからだそうです。食品が焦げれば焦げるほどAGEは増えます。そして、AGEの約7%は体内に残るとのことです。

 

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老化物質AGEと老眼の関係

AGEが老眼の原因になる理由は、AGEが水晶体に溜まって水晶体を固くしてしまうと水晶体の動きが鈍くなってしまうからだそうです。

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この差って何ですか?より

例えば、近くを見た後で、急に遠くを見ると焦点が合わないというのは老眼の症状だとのことです。
体内のAGEの量は、AGEリーダーという機械で調べることができると番組で説明していました。

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この差って何ですか?より

俳優の中村トオルさん(50歳)は魚の皮の焦げた部分が好きなので、AGE量が多いのではと心配していました。AGEリーダーで中村さんのAGE量を測定したところ2.5でした。49歳から52歳のAGE基準値が2.1なので中村さんの数値は心配していたとおり基準値よりも高いものでした。AGE値2.5は66歳から70歳の基準値だそうです。その他の年齢のAGE基準値は、53歳から57歳が2.2、58歳から61歳が2.3、62歳から65歳は2.4とのことです。

AGE基準値
49歳~52歳・・・2.1
53歳~57歳・・・2.2
58歳~61歳・・・2.3
62歳~65歳・・・2.4
66歳~70歳・・・2.5

 

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AGEを減らす方法

井上先生によるとAGEを減らすにはアーモンドを食べると良いそうです。アーモンドにはAGEと結びついてAGEを体外に排出することができる成分が含まれています。井上先生が半年間アーモンドを1日25粒食べたところAGE値が18%減少したとのことです。1日に食べるべきアーモンドの量は

体重×25/60

です。塩のかかったアーモンドだと血圧を上げてしまうので、無塩のアーモンドやハチミツに漬けたアーモンドを井上先生は勧めていました。ピスタチオにもアーモンドと同じようにAGEを少なくする効果があるそうです。

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井上先生はアメリカのアーモンド畑で働く人が年齢よりもとても若く見えたことから、アーモンドの健康効果について研究を始めたそうです。井上先生は、アーモンドを食べて若返る方法とアーモンドを食べて減量する方法についての本を執筆しています。

アーモンドを食べるだけでみるみる若返る!
井上 浩義

食べても痩せるアーモンドのダイエット力 (小学館101新書)
井上 浩義

 

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まとめ

料理のこげを食べると老眼になりやすいというのは意外ですね。炊き込み御飯や焼き魚の焦げの部分が好きな人は多いと思います。けれども、老眼を防ぐためには、なるべくこげは食べない方が良さそうです。そして、小腹が空いたときのスナックはアーモンドやピスタチオを食べ、体内のAGEを少なくして老眼にならないようにしたいですね。


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