足の裏が痛い!モートン病の症状と対策~ノンストップ!より

20161003101614「モートン病」という病気を知っていますか?
近年増加傾向にある足の病気で、歩けなくなるほどの激痛を伴う病気です。
女性患者が圧倒的に多いというこの病気について、先日放送された『ノンストップ!』にて原因や解決法などが詳しく解説されていたので、まとめておきたいと思います。

 

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モートン病とは

モートン病とは、足の指と指の間に通っている神経が、ヒールや幅の狭い靴を履くことによって圧迫されて、痛みや指のしびれが出てくる病気です。

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ノンストップ!より

日本初の足専門総合病院である下北沢病院の院長である菊池守氏によると、
「いちばん多いのが3,4番目の骨の間に起こるケース」
だそうです。

痛みは、「釘を刺されたような痛み」や「脳天に響くような痛み」だそうで、一点に集中して激痛を感じるという特徴があるそうです。また、踏み込んだ瞬間やつま先立ちをしたときに痛みが生じる場合が多いといいます。
治療は、靴を足に合ったものに変えるのが基本ですが、それでも痛みがとれない場合は注射で腫れをとったり、ひどい場合は手術をしたりして治療するそうです。

 

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実際になってしまった人の体験

Fさん(78最女性)はある日ふつうに歩いていたときに、とつぜん右足裏に痛みを感じて歩けなくなってしまったそうです。
当初の診察では原因がわからなかったそうで鍼をうってもらったりしたそうですが痛みはやまず、いくつか病院をまわった後にMRI検査を受けて、ようやくモートン病と診断されたそうです。診察を受ければすぐにそれとわかるような感じでもなさそうです。

下図は、Fさんの右足の中指と薬指を寄せたときの映像です。
少しわかりづらいですが、指の間に黒い影が映っています。

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ノンストップ!より

この黒い影は、圧迫された神経が炎症を起こして腫れている部分だそうです。
さらに、Fさんは右足をかばって歩いていたため左膝に大きな負担がかかってしまい、左膝痛まで発症してしまったそうです。

発見が遅れて症状がひどくなっていると、神経を取り除く手術が必要になる場合もありますが、Hさんの場合は幸い、ステロイド注射による治療で痛みが治まったそうです。

 

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激痛を伴うモートン病はなぜ起こるか

菊池氏によると「足のアーチの崩れ」に原因があるそうです。
人間の足は「足の内側」「足の外側」「足の横」の3箇所がアーチ状になっています。

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ノンストップ!より

これらが体重を受ける際にクッションになるのですが、アーチが崩れてしまうと足の横幅が広がって靴が狭く感じてしまいますし、足の受ける衝撃は大きくなってしまいます。
すると正常時とは違った刺激が神経に加わり、痛みが生じてしまうそうです。
菊池氏によればヒールなどは要注意だそうで、
「高いアーチの靴を履くと体重がかなり前の方にかかって、(足の先の方の)骨が出っ張った状態で衝撃を受けることになるので、モートン病が起こりやすい」
そうです。

モートン病は「扁平足」とも関わりがあります。
扁平足は足の内側のアーチが崩れてきた状態のことをいいます。

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ノンストップ!より

アジア人にはこのアーチが崩れやすい人が多いそうで、それは靴のかかと部分のすり減りを見るとよく分かるそうです。

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ノンストップ!より

普通は外側からすり減っていくのですが、扁平足の人の靴は内側が減っていくそうです。

 

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アーチの崩れが引き起こす病気

・足底筋膜炎
アーチが崩れることで、かかとからつま先に向かって伸びる筋肉が張ってきてしまい、疲れやすかったり痛みが出たりする病気です。

・巻き爪
もともと爪にはまこうとする性質があるのですが、体重によって圧力がかかり、爪は広がっているそうです。しかし、アーチが崩れてそのおさえが弱くなると、巻き爪になりやすくなってしまいます。

 

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足の検査法

Aさん(20代女性)は、数年前から扁平足が原因で足の疲れがとれないことに悩んでいます。
また、足裏にタコが出来やすいそうで、それを見た菊池氏は
「筋力が低下しているため足裏に圧力がかかり、タコができやすいのだろう」
と解説していました。

菊池氏の医院で撮ったAさんのレントゲン写真です。

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ノンストップ!より

足の裏全体が地面についてしまっています。
歩行測定を行うと…

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ノンストップ!より

右足に強い負荷がかかっていることがわかりました。
菊池氏によると、このままではモートン病になる可能性があるといいます。

・自己チェック法
足を横からぐっと握って、中心に痛みやしびれが出るかどうかを確かめます。

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ノンストップ!より

それから、指と指の間を押してみて痛みやしびれが出ないかどうかも確かめましょう。
違和感や痛みがあれば、病院で詳しく見てもらってください。

 

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アーチをつくる簡単ストレッチ

菊池氏は、テニスボールを使うストレッチを紹介していました。
椅子に座ったままボールを床において、足の裏でゴロゴロと転がすだけです。
アーチが崩れている人はつねに腱が伸びているので、それをストレッチするために行うものです。
靴下を履いたままでもOKで、空いた時間でも出来る気持ちいいストレッチです。

タオルを使う「タオルギャザー法」も紹介されていました。
広げたタオルを床に敷いて、それを足の指で手繰り寄せるストレッチです。
指の付け根を使って足指の筋肉を使うイメージで、10回1セットを5セットほど行うとよいそうです。

 

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アーチ崩れの予防グッズ

・インソール
医師が処方するインソールがあるそうです。とても硬く、横のアーチの崩れを持ち上げる目的で使われます。
オーダーメイドで4万5千円ほどかかりますが、保険適用されるので現実的な価格で手に入れることができるそうです。

・ステップ

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ノンストップ!より

靴のなかの土踏まずあたりにこれを敷くと、適切なアーチが作れます。

・バネインソール

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ノンストップ!より

踵の部分にバネが入っているインソールです。衝撃を分散してくれるのでとても楽になるそうです。アマゾンでも購入可能です。

・レディーズハーフ

パンプスの中にも使えるもので、踵の部分に置くそうです。穴の部分にかかとを置くととても楽になるそうです。こちらもアマゾンで売られています。

まとめ

菊池氏によれば、日本は「足のトラブル後進国」だそうです。
靴に関しては西洋の歴史のほうが長く、17世紀くらいから男性でもブーツを履いていたので、足のケアに敏感だそうです。
ところが日本では、歩けなくなるなど重症化してからようやく病院にかかる人が多いそうです。
意識を変えて、少しでも気になることがあったら病院に行くべきですし、毎日のようにひどい疲れが出るようであればストレッチを継続して行うようにしましょう。


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