疲れが取れない時の改善方法~副腎ケアの塩ゆずでDHEAを増やす~その原因、Xにあり!より

「疲れが取れないな…」と感じていませんか?
簡単な方法で、疲れにくい体が手に入れば嬉しいですよね。近年、疲労回復には、副腎を元気にすることが重要だといわれています。
先日の「その原因、Xにあり!」では、疲労回復に役立つ副腎のスーパーホルモン「DHEA」の特集をしていました。解説は、「疲れ」について研究している内野勝行先生(金町脳神経内科・耳鼻咽喉科院長)でした。

 

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疲れ・疲労とは?

多くの日本人が疲れています。文部科学省の調査によると、日本の就労人口を8,000万人とすると約4,480万人、60%近くの人が疲れを感じていることがわかりました。また、そのうちの約3,120万人は、半年以上も疲労を感じながら暮らしているとのことです。

その原因、Xにあり!より

人間は働き過ぎたりストレスを感じたりすると、体内に活性酸素などの疲労物質が発生するそうです。疲労物質は、正常な細胞を攻撃して傷つけてしまいます。休息することなどによって、傷つけられた細胞は修復されるのですが、修復が追いつかないと疲労として現れるとのことです。

「副腎(ふくじん)」の働き

疲労物質に傷つけられた細胞を修復するのに大切なのが、「副腎(ふくじん)」の働きとのことです。

副腎は、腎臓の上にあるピラミッドのような形をした臓器。親指ぐらいの大きさで、重さは5gほどしかありません。けれども、人間の生命を維持するのに必要な50種類以上のホルモンを作ることから、副腎は『体内の巨大工場』と呼ばれていると内野先生が説明していました。

副腎で作られている主なホルモンは以下のとおりです。

アドレナリン …身体の機能を元気にします。
ドーパミン …やる気や快感を高めます。
コルチゾール …ストレスから体を守ってくれます。
エストラジオール …コラーゲンの生成を促します。
テストステロン …筋肉を強くしたり、骨を作ったりします。

その原因、Xにあり!より

そして、副腎で作られるたくさんのホルモンの中で、とくに疲労回復に役立つのが、今回番組で特集をしていたDHEAというホルモンです。

 

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疲労回復を助けるスーパーホルモン「DHEA」

DHEAは、とても強い抗酸化作用で疲労物質を退治することができるそうです。DHEAには、疲労回復だけではなく、さまざまな体の不調を回復させる働きがあります。
番組で紹介していたDHEAの働きをまとめておきますね。

・アンチエイジング
・免疫力アップ
・骨粗しょう症の予防
・抗ストレス
・睡眠の改善
・がん細胞とたたかう
・糖尿病2型の予防
・アルツハイマー病の予防
・動脈硬化予防
・更年期の症状改善
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DHEAの正式名称は、Dehydroepiandrosterone(デヒドロエピアンドロステロン)といいます。
疲労回復や若返り作用が強力であるとことでアメリカではサプリメントが盛んに販売されているようですが日本では医薬品扱いになるのでサプリメントとしての販売は原則ありません。
日本で医薬品扱いされるくらいですから副作用もあるようで、多毛症や皮脂の過剰分泌などが報告されています。

DHEAを増やして疲労回復

DHEAのすごさは分かりましたが、どうすればDHEAを増やすことができるのでしょうか?
残念ながら、DHEAは疲労や加齢によって量が少なくなってしまいます。40代になると全盛期の半分ぐらいの量になってしまうとのことです。

番組では、DHEA研究の権威の永田勝太郎先生(千代田国際クリニック院長)がDHEAを増やす方法を紹介していました。

副腎はビタミンCをエネルギーにしているので、ビタミンCをしっかり摂ればDHEAの量が増えるそうです。ビタミンCといえば「レモン」を思い浮かべる人が多いと思います。けれども、ゆずのほうがレモンよりも多くビタミンCを含んでいるとのこと。

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ちなみに、柑橘類でビタミンCの含有量の多いものを比較すると以下のようになります。

名称 100gあたり含有量
アセロラ 1700mg
ゆず(果皮) 150mg
キウイフルーツ(黄肉種) 140mg
70mg
キウイフルーツ(緑肉種) 69mg
いちご 62mg
レモン(果汁) 50mg
オレンジ 40mg
ゆず(果汁) 40mg
グレープフルーツ 36mg
ライム(果汁) 33mg
温州みかん 32mg

含有量という点ではアセロラが圧倒的ですね。ゆずも皮には多いですが果汁の比較になるとレモンよりも少なくなっています。ゆずは皮も果汁も使いたいところです。

番組では管理栄養士の柴田真希さんが疲労回復を助ける「塩ゆず」のレシピを紹介していました。

●塩ゆずの作り方
1.ゆずを水洗いしたあとで、皮ごとみじん切りにします。
2.ゆず1個に対して、小さじ1杯の天然粗塩を混ぜます。
3.密封できる容器に入れて、冷蔵庫で1日寝かせれば完成です。

ゆずの皮にはビタミンCがたっぷりなので、皮ごと使うのがポイントです。また、副腎が疲れているときは、ナトリウムが少なくなってしまいます。ですから、ナトリウムをを豊富に含む粗塩とゆずを摂ることで、副腎をさらに元気にすることができるのです。
※塩ゆずを60度以上の温かい料理(60度以上)にのせるときは、ビタミンCは熱に弱いので最後にのせるようにしてください。

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季節によってはゆずをお店で購入できないこともありますよね。そのようなときは、冷凍の刻み生ゆずで代用するのがオススメです。

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塩ゆずの効果は?

塩ゆずで本当に疲れにくくなるのかが気になりますよね?
番組では、疲れ気味の男女8人に、塩ゆずを大さじ1~2杯(20gから40g)を朝昼晩食事に合わせて3日間食べてもらい、DHEA値が変化するかどうかを検証していました。

その結果、8人中4人のDHEA値が増えて、副腎疲労が回復しました。
内野先生によると、この実験で数値が上がらなかった人は、もし塩ゆずを摂っていなければさらにDHEA値が下がった可能性があると説明していました。
数値が下がった参加者の1人は、実験期間中に通常よりもかなり忙しかったとのこと。けれども、塩ゆずを食べていたおかげか、その期間中は、あまり疲れを感じなかったと話していました。
今回の検証実験は3日間という短い期間でしたが、1週間、1か月と長い期間継続することがDHEAを増やすためには大切だと内野先生が説明していました。

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塩ゆずを作るのは面倒という人には、ビタミンCのサプリメントもオススメです。

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まとめ

「副腎」という臓器の名前は知っていても、どんな働きをしているのかを知らなかった人は多いのではないでしょうか?
DHEAを増やすには、「ストレスのない生活」が1番。けれども、仕事や人間関係は自分でコントロールするのは難しいです。だからこそ、塩ゆずを食べるなどしてビタミンCを十分に摂って、疲れにくい体を目指しましょう。


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