インフルエンザの基礎知識

今年はインフルエンザの流行が例年になく多いそうです。時期的にもテレビでインフルエンザの流行について耳にする機会が多くなってきました。
NHKの『情報まるごと』という番組でインフルエンザについてまとめられていました。

インフルエンザは毎年1月~2月に流行がピークになる
今年は昨年のピークを上回るペース
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まさに今が流行の最中ということになりますが、今年はいつになく患者数が多いようで、国立感染症研究所も今後のさらなる患者数拡大が懸念されると注意を呼びかけています。

〇インフルエンザで受診する人は毎年1000万人~1500万人
〇感染経路は接触感染か飛沫感染
【接触感染】
感染者が触ったドアノブなどに触れた手で口や鼻の粘膜に触れることでウイルスを取り込んでしまう
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【飛沫感染】
感染者の咳やくしゃみによって吐き出された飛沫を周囲の人が吸い込んでしまう
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毎年1000万人とか1500万人もの人が受診するというのは推計とはいえかなりの数です。多い時は人口の1割以上ということになります。
感染経路についてはよく知られていることですが、たとえば外出時や帰宅後に手も洗わずに物を食べたりすることでかなり感染する危険性が高まるといえます。わかっていてもついつい忘れがちなことですからクセにすることが大事です。マスク着用も今の時期は必須といえるかもしれません。

感染すると1日~4日で発熱、頭痛、倦怠感、関節の痛みなどのインフルエンザの症状が出てきます。急激に熱が出るなど特徴的な症状があるのでおかしいなと思ったらインフルエンザを疑う必要があります。

発症後5日~10日は他の人に感染する可能性がある
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出社禁止や登校禁止になる根拠ですね。それほどに警戒が必要な感染症ということですから今の時期の発熱や頭痛などはとにかく医療機関の受診が必要になってきます。我慢して出勤したりするのは逆に迷惑でさえありますので注意しましょう。

今年は9割以上がA香港型
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A香港型は特に高齢者で重症化しやすいとのことです。今年も入院患者の中での高齢者の割合が多いそうです。高齢者がインフルエンザにかかると急速に症状が悪化するケースが多いそうで注意が必要です。
重症化を防ぐにはやはりワクチン接種が一番効果的とのことでした。巷ではインフルエンザの予防接種は効果なしという話も良く聞く話ではありますが、予防しきれなかったとしても重症化を防ぐ効果が期待できると専門家も指摘しています。具体的には熱が出ても比較的軽い、入院までしなくても良い、肺炎になる確率が低いといったメリットが挙げられています。
やはりワクチン接種はしておいた方が良いでしょう。それ以外だと手をよく洗う、石鹸をつけて洗う、うがいをこまめにするなどオーソドックスですがどれも非常に感染症を予防するには有効な手段ですから面倒がらずにマメに実行することが肝要です。


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