腸内フローラ驚異の細菌パワー(NHKスペシャル)より~腸内細菌の働きetc

腸内フローラとは?

腸内フローラとは、別名腸内細菌叢とも呼ばれています。簡単にまとめるならば、腸内にいる細菌の生態系の総称です。もともと、細菌は植物に分類されていたため、植物相を表す英語『フローラ』という言葉が使われました。
一人の腸内には、100兆匹を超える細菌がひしめき合っています。

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腸内細菌が多くの病気に関わっていることがわかってきた。
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NHKスペシャルより

既に30以上の病気で腸内フローラとの関係が見つかっている。どこまでいくか想像もつかないが、医学を大きく進歩させることは間違いない

NHKスペシャルより

脳と腸内細菌の関係がこれからの研究で想像以上にわかってくるだろう

NHKスペシャルより

今まで難病とされてきたいろいろな病気にも腸内細菌との関連が指摘されているそうです。すでにいろいろな専門家がそのことを指摘し、研究に入っており、現代医学の大転換点にさしかかっているとの見方も出ています。

腸内細菌は人それぞれ違う。内容は少しずつ変化するが大きくは変わらない。

NHKスペシャルより

腸内フローラは人それぞれに独自のものが存在しています。全く同じ細菌が同じ数だけ存在しているというわけではないのです。人によってその違いは大きく、生まれ持った腸内フローラを、多少の変化を繰り返しながらも生涯持ち続けていくそうです。

番組では東大の教授がパパイヤ鈴木さんの腸内細菌を調べてその名前をリストアップしていました。

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NHKスペシャルより

数多くの名前がリストアップされていましたが、これだけでもここ5年~6年の大きな進歩だそうで、10年前だとほとんどわかってなかったそうです。もちろん、今現在でもまだわかってない細菌もたくさんあるとのことでした。

うんちの3分の1以上は腸内細菌の塊
お腹の中には1~2kgの腸内細菌がある

NHKスペシャルより

私たちのお腹の中で増殖を繰り返している腸内細菌のうち、あふれたものがウンチとして排出されているそうで、ウンチは腸内細菌の宝庫ともいえるわけです。最近は乳酸菌などをサプリで摂る人もいますが、細菌が含まれている量としてはサプリの比ではありません。

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腸内フローラと健康

腸内フローラと全身状態の関連性を明らかにしたのは、腸内細菌の研究で世界的な権威であるジェフリーゴードン博士が行った研究だったそうです。

≪特別な装置を使って完全に無菌状態で育てたマウスを使い、人間の腸内細菌を移植する実験≫

肥満の人と痩せた人の腸内細菌を移植したマウスを同じ条件で飼育する。
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【結果】
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肥満の人の腸内細菌を移植されたマウスはどんどん太っていった。

NHKスペシャルより

博士は同じ実験を何度か繰り返したそうですが、何度やっても結果は同じだったそうです。肥満体質の腸内フローラを移植されると太るわけです。

これと似たような例がアメリカで報道されていました。病気の治療で肥満の娘さんの糞便を移植したやせ型の女性が、移植後に太り始めたという話です(⇒他人のウンチで下痢を治す!糞便移植療法の効能範囲と思わぬ副作用)。

この肥満に関係している腸内細菌の話も番組内で紹介されていました。

肥満の人の腸内細菌は、バクテロイデスといったある種の細菌が少ないことがわかった。
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NHKスペシャルより

バクテロイデスというのは、腸内にいる細菌の中でも最大勢力を誇る細菌だといわれています。

口腔内から腸内細菌叢を構成する細菌の優勢菌のひとつで大量に存在する。人間の大便には1gあたり100億から1000億匹存在する。

ウィキペディアより

腸内細菌も生き物ですから栄養を摂らなければ生きていけません。その栄養は私たちが食べたものを分解することで得ているわけです。餌となるのは食物繊維。食物繊維の摂取量が少ないと腸内細菌も増えずパワーが落ちてしまいますので、ごぼう、玉ねぎ、アスパラガス、豆類などを積極的に摂るのが良いそうです。

なんだかオーソドックスな話に帰結してしまいますが、バクテロイデスを始めとした腸内細菌を増やすキーワードは食物繊維ということですね。痩せたいなら食物繊維を摂れということです。

腸内細菌は食べ物を分解する際、様々な物質を排出します。

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この時排出した物質が身体にとって重大な働きをしていることがわかってきた。

NHKスペシャルより

バクテロイデスが出すのは短鎖脂肪酸。これが肥満を防ぐ。
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NHKスペシャルより

先の女性の例でいうならば、娘さんの腸内細菌には病気を改善する菌は多くても、バクテロイデスの数は少なかったということなのかもしれません。

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肥満を防ぐ仕組み

肥満とは、脂肪細胞が脂肪を取り込むことで起こる。
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血管を流れる脂肪を取り込み続けることで細胞が巨大化し、肥満となる。

NHKスペシャルより

バクテロイデスが出す短鎖脂肪酸は腸から吸収され血液に入り、全身に運ばれていく。
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NHKスペシャルより

短鎖脂肪酸が脂肪細胞に働きかけると脂肪の取り込みが止まる。
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NHKスペシャルより

脂肪の取り込みを止めてしまうことで細胞の巨大化は防げます。肥満になりようがありません。

短鎖脂肪酸のもう一つの役割
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筋肉に作用し脂肪を燃やす働きがある

NHKスペシャルより

さらに取り込んでいる脂肪を燃焼させる働きがあるそうです。

つまり、短鎖脂肪酸には、細胞が脂肪を取り込むのを止める働きと、取り込んだ脂肪を使わせる働きがあるわけです。肥満解消には非常に重要な物質だということができます。
番組では、これらのことをまとめて

全身のエネルギーのコントロールを腸内細菌が行っていたのです。

NHKスペシャルより

という表現で紹介していました。

腸内細菌が作りだす物質で人間にとって有用なのは短鎖脂肪酸だけではありません。他にも腸内細菌が出す物質が数多く発見され始めていて、さまざまな病気や症状に効果があるのではと言われています。

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NHKスペシャルより

薄毛、肥満、糖尿病、老化、アレルギー、貧血、血栓・・・薄毛などは意外な感じもしますが、ここにないものではうつ病などの精神的なものも腸内細菌との関連が取りざたされています。

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腸内細菌と美容

藤田保健衛生大学 松永佳世子氏
腸内細菌が出すエクオールという物質が肌の若さを保つことを実証
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更年期の女性67人にエクオールを飲んでもらい追跡調査。
飲んだ人がシワが浅くなる結果が出た。
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エクオールがコラーゲンを増やしたと考えられている。

NHKスペシャルより

さらにエクオールには、顔の火照りや骨密度の低下を防ぐ力も報告されている。
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NHKスペシャルより

エクオールというのは今注目を集めている物質で、女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをすることがわかってきています。大豆に含まれているダイゼインという物質が腸内細菌の力でエクオールになるのだそうです。

ただ、誰でもがエクオールを自力で産生できるわけではありません。欧米の人だと20%~30%、日本人でも50%~60%ということですから、日本人でも半分くらいの人はエクオールを自力では作りだせないということになります。もし、このエクオール産生菌を腸内で増やすことができれば、誰もが若々しくいられるようになるのかもしれません。

このあたりのことは、ちょっと前なら”体質”という一言で片づけられていましたが、腸内細菌のことが少しずつわかってくるにつれて、『腸内細菌をコントロールすることで体質さえも変えることが可能では?』と考えられるようになってきているわけです。

まさに大転換点です。

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腸内フローラの革命

腸内フローラと糖尿病

アメリカの糖尿病権威フランクグリーンウェイ医師

腸内フローラを利用して糖尿病を改善できることがわかった
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NHKスペシャルより

糖尿病が問題なのは、インスリンの分泌量が減ってしまい、血糖値の調整ができなくなってしまうことです。
このインスリンの分泌量が減る原因として、腸内細菌が作りだす短鎖脂肪酸が関連しているのだそうです。

短鎖脂肪酸が減る⇒インスリンの分泌量も減る

ならば、

短鎖脂肪酸を増やしてやればよいのではないか

ということで、フランクグリーンウェイ医師らが菌の餌となる食物繊維を配合した薬を開発し、臨床試験を行った結果、見事にインスリンの分泌量を増やすことに成功したわけです。

腸内フローラとがん

がん研究会有明病院
患者や健康診断に来た人から便を集め、腸内フローラを調べるプロジェクトをスタート
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NHKスペシャルより

検査していくうちに、がんを引き起こす新種の腸内細菌を発見したそうです。

アリアケ菌と命名。
このアリアケ菌が出す物質DCA
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NHKスペシャルより

このDCA、細胞を老化させる働きがあり、老化した細胞が発がん物質を排出してがんを引き起こすそうです。

さらに、このアリアケ菌は、肥満になると量も大幅に増加することがわかっています。つまり、肥満はがんと関連があるということです。

このプロジェクトのリーダーであるがん研究会有明病院の原英二氏は、

腸内細菌をコントロールすることで、ガン予防がかなりの部分で可能になってくるのではないかと期待している。

NHKスペシャルより

とコメントしていました。今まで関連性が取りざたされてもはっきりとは分からなかった肥満との関連性が、これでかなり具体的に証明できたということです。

前立腺がん、乳がん、大腸がん、肝がんなど、五大がんの発生にかなり関係していると思われる。

NHKスペシャルより

便微生物移植

便微生物移植
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健康な人から便を採取し、それを100cc程度の水で溶かし患者の腸に直接流し込む治療法。腸内フローラをそのまま移植するという発想。

NHKスペシャルより

欧米では8割~9割の人が良くなっているという報告がある
欧米のガイドラインでは他の薬が効かない人に強く勧められる治療法
日本でも臨床試験が始まっている

NHKスペシャルより

糞便移植法として当サイトでも紹介した治療法です。番組ではディフィシル菌の増殖で感染症を発症していたアメリカの女性を取材していましたが、その女性も取材2日後には元気になっている様子が放送されていましたし、生命維持装置が必要なほど弱っている患者さんもこの治療法で翌日には元気に回復した事例もあるくらいに劇的に効く治療法だそうです。

腸内フローラと性格

脳で生まれる感情まで腸内細菌によって操られている可能性がある
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NHKスペシャルより

≪カナダのマクマスター大学プレミシル・ベルチック博士による実験≫
臆病なマウスと活発なマウスを高台に置いて降りる時間を図る
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臆病なマウスは5分経っても降りられなかった

NHKスペシャルより

マウスにもそれぞれ性格があることがちょっとした驚きですが、その性格が単なる遺伝的なものではなく、腸内フローラの違いが原因の一つであるとわかったそうです。
プレミシル・ベルチック博士が行った実験は、活発なマウスと臆病なマウスの腸内フローラを入れ替えるというものでした。

移植後3週間経ってふたたび実験した結果

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臆病マウスは高台から降りる時間が短くなる

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活発マウスはなかなか降りられなくなる

NHKスペシャルより

こうなると他にもいろいろと興味が出てきます。

暗い性格を明るい性格にできる。
消極的な性格を積極的な性格にできる。

もっと細かく影響度合いがわかってくるならば

勉強嫌いが勉強好きになれる
運動嫌いが運動好きになれる
異性の好みを変えれる

なんてことも可能になってくるかもしれません。

番組ではコミュニケーション能力も腸内フローラによって変わってくる事例を紹介していました。

マウスというのは人間には聞こえない超音波でコミュニケーションをとっているのだそうで、その性質を利用して実験が行われていました。

オスのマウスがメスのマウスに超音波で求愛(呼び掛け)を行う回数の比較
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普通のマウスは3分間に450回の呼びかけ
コミュニケーションが低いマウスはその3分の1程度

カリフォルニア工科大学のイレイン・シャオ博士の研究によると、コミュニケーション能力が低い、呼びかけ回数の少ないマウスには、血液中に4EPSという物質が多く含まれていることが分かったそうです。

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この4EPSという物質は、腸内細菌が作りだす物質で、この物質を取り除く薬をマウスに与えたところ、そのマウスの呼びかけ回数は飛躍的に伸びたそうです。

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通常のマウスと同じくらいにまで増えてますね。積極性が出たという判断ができるのではないでしょうか。

腸内細菌と感情になぜ関連があるのか?

腸内細菌と感情とでは、全く異質のものとして考えてしまいがちです。しかし、番組では以下のようにその関連性を説明していました。

人間の脳は1000億個の神経細胞ネットワークで電気信号をやりとりしている。
脳以外で神経ネットワークが集中しているのが腸。
腸は脳に次いで神経が多く集まっており腸管神経系と言われている。
腸内細菌が作る物質の中には、神経細胞を刺激するものが数多くあることがわかってきた。
その刺激が脳に伝わり、感情に影響を与えると考えられている。

神経ネットワークへの刺激という点で脳と腸はつながっているので、その関係が基で腸内細菌と感情には関連性があるのではないかということですね。

話は飛びますが、臓器移植を受けた人が、移植後に提供者の記憶を持つケースがあるという話をテレビで見たことがあります。オカルト的な話としてとらえられがちですが、実はこれも同じような次元の話で解決するのかもしれません。

それはさておき、脳内で発生するとされる感情についても腸内フローラが影響しているという見立てのもと、今、うつ病と腸内フローラの関連についても臨床試験で研究が進んでいるそうです。

≪プレミシル・ベルチック博士の話≫
うつ病の患者の中には腸内フローラを入れ替えるだけで心の不調が治ってしまう人がいるはず。今後、心の病の治療には腸内フローラが使われることになるはず。

うつ病を治すために腸を治療する、そんな時代が確かにやってくるのかもしれません。

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人間と腸内細菌との付き合い

腸内細菌は生まれ持っているものではありません。胎児の段階では菌は全くない状態です。
ではいつから腸内に細菌を持つようになるかというと、生まれてからすぐなのだそうです。

ただ、どんな細菌を腸内に定着させるかは、私たちの身体に備わっているIgA抗体というものが決めているそうです。もちろん意志を持って決めているわけではありませんが、IgA抗体が付着した菌でないと、腸内の粘液層には入り込めず、そこに入り込めなければ腸内細菌として定着はできない仕組みになっているそうです。逆に言えば、悪い菌から我々の身体を守っているということもできます。

シドニア・ファガラサン博士
IgA抗体が貼りついた菌だけが腸内の粘液層に入り込んで定着できることを発見

IgA抗体
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『私たちは腸内細菌と一緒になって初めて一つの生命体になる』

NHKスペシャルより

というわけで、NHKスペシャルのまとめでした。

腸内フローラには、多くの細菌がひしめき合っています。身体に有益な働きをする細菌もいれば、有害な働きをする細菌もいます。

当サイトの別記事『他人のウンチで下痢を治す!糞便移植療法の効能範囲と思わぬ副作用』でも書きましたが、悪い作用を及ぼす細菌が増えると、身体は病気になってしまいます。健康体の人の腸内フローラ(腸内細菌叢)と、病人の腸内フローラ(腸内細菌叢)とでは、悪い細菌と良い細菌の勢力図が大きく異なっているのです。糞便移植療法は健康な人の糞便を病気の人の体内に取り込むことで、健康な人の腸内フローラを再現しようとしているわけです。そして絶大な効果を発揮しています。

それらのことが少しずつ明らかになっていくことで、たとえば確実にダイエットできる方法が開発されるかもしれません。いや、それどころか、過度の肥満体質にならないように子供のうちから腸内細菌を整えるといったアプローチだってできるようになるかもしれません。

がんや糖尿病なども簡単に治せる、あるいはかかる事のない病気になるのかもしれません。

性格だって理想的な性格にできる。

となるとなんだか人類がどんどん画一的になっていきそうですが、どうなんでしょうか。

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nyusankinkakumei


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